今期初のTM(トレーニングマッチ)

2020-06-22
昨日の反省を生かしたトレーニングも佳境に入っている頃でしょうか(20:43現在)。

一昨日は頚城中学校サッカー部と、昨日はOFCファンタジスタさんとTMでした。
いつも声かけいただきありがたい限りです。

総体でみると、戦う意識がなくなった瞬間に試合が終わるということを、わかっていても体が動かないというならともかく、まずもって頭で理解できていない選手が複数人いたことが大きな課題と感じました。
スピードで持って行かれたのはほんの一部分の結果であり、大事なことは戦うことをやめてしまってことにあります。特に昨日のA戦の後半がまさに「それ」でした。

後半に入りなぜ突然、失点が嵩んでしまったのでしょうか。
負けているときは気持ちも前向きにならないし、足も動かず、すぐ疲れる。それを何とか克服して、前向きに、とにかく動いて、そして逆転して勝利するんです。まず、負けているときはそうなっちゃうんだ、ということが理解されないとその先の克服は生まれません。
サッカーで大事な要素は「メンタル」、それはまずもっての理解がないと単なる言葉となり、言葉としての意味をなしません。

相手を気持ちよく動かしてはならない。だから一生懸命ディフェンスをして強い力でボールを奪い、常に攻撃で長いポゼッションを取る。気持ちの面で常に優位に立つことが流れを引き寄せ、また相手にいった流れをすぐに取り戻す大事な要素になるわけです。

次のA戦、負けはしましたが相手速攻から足の速さでもっていかれた、という分析ができたのは、力をかけてディフェンスをしたことと攻撃に意図を持ってできた、つまり気持ちよく自分たちのサッカーできたからこそ、なんです。
具体的には最後にグランドで説明した通りですが、一つ反省点として、細かいパス回しで人数をかけ、厚みを持った攻撃は極力完結させること、もしくはボールを奪われたら即座にその場で奪い返すこと、今のチームはそこをセットで考えることができるようになれば、それぞれのキャラがたつ良いチームになるんじゃないかと感じています。

まぁ、いきなりシーズン最初の試合で高度な要求かもしれませんが、Primasale上越JYのトップチームなんで、レベル感はともかく、これくらいの課題解決は必要でしょう。

ひとつ、GK、ストッパー、フォワードについて、専門性の高さが必要なポジションであるということを、指導者始め、選手も理解する必要がありますね。


1年生はのびのびやっていて、見ていて気持ちよかったです!まずはこれです!
ただ、サッカーは考えること、考えるスピード、これが重視されるスポーツで、これからは「考える」ことが要求されますので、まずは少しづつ勉強する癖をつけましょう。ここからサッカーが上手くなるかどうか、「勉強」にかかっています。


選手には何をどう考えるか、自身の経験を踏まえて切り取ったシーンでそれぞれにアドバイスしていますが、どう考え、どういう結果や答えを導き出すかは選手にかかっています。
ゴールに向かうまでには無限の考えが存在します。その考え方や答えは指導者に教えてもらうのではなく、自分の能力、技術に向き合って自分なりの答えを出す必要があります。

サッカーは将棋だという方もいますが、将棋ができない私は「サッカーはチェスだ」と伝えています。
アプリ相手に負けが続いていますが、大体は考えが及ばなくなった時の隙を突かれて負けます。アプリにとっちゃ、なんでこんな間抜けなミスを?という感じでしょうが(笑)。そういうとこですよね、おもしろいのは。



最後はなんのこっちゃ、って話になってしまいました。

ちなみに昨日は試合前に今年のチーム写真撮影を行いました。

「和以征技」
技術系トレーニングが先行し、なかなかこのイズムを伝えられないのが現実です。
地道に行きましょう。


次のトレーニングマッチで成長できる様、練習しましょう!


どの写真も誰かが寝てます笑