イベント告知

 第9回 PCF-J オンライン開催

日付   2021/12/9(木) - 12/10(金)
詳細 
 この度、「第9回PhysChem Forum Japan」を開催する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。 「PhysChem Forum」は、薬物物性研究分野において、産官学の“垣根“をとり除いたオープンな人的交流、情報共有、および、次世代の人材育成を目的としたフォーラムです。現在、日本とヨーロッパそれぞれで開催しております。 日本ではこれまでに8回(第6回はInternational Association of Physical Chemistsとの合同国際シンポジウム)開催され、いずれの回も大学、企業研究者、機器メーカー担当者等、約100名が集い盛況の内に終了することができました。昨年度に引き続き今年度も、新型コロナウイルス感染予防の観点から「オンライン形式」で、第9回PhysChem Forum Japan(立命館大学との共催)を開催いたします。  

 今回のテーマは ”原薬 nano?~DDS nano?” です。昨今のコロナ禍において、COVID19ワクチンとしてコミナティに代表されるナノ医薬品が注目を集めております。ナノ領域での医薬品は、特殊な体内動態と劇的な効果を示し、今後ますます発展が期待される分野です。実際に近年のナノ医薬品の作成法・解析法の開発は目覚ましく、興味を持たれている研究者も多いかと思います。
 そこで今回は、ナノ結晶およびナノDDSに注目し、その作成方法やその解析方法、創薬に対する活用法などに関する演題について、当分野の最前線でご活躍される皆様に発表をお願いしております。
尚、毎年恒例ですが本年もGrowth Projectを開催いたします。本年は、名城大学の丹羽先生に特別講演としてご登壇いただき、基礎から応用までお話しいただける予定です。基調講演としては、北里大学の加藤先生に最新のご研究を講演いただけることになっております。
 また今回は、新たな試みとしてPCFJ運営委員による学生さんを対象したイベントも企画しております。学生の皆様には参加費無料の本会で、ぜひ企業の先輩研究員と様々な話をして、企業における物性・製剤研究の実際を感じていただければと思います。
併せて学生の皆さんからポスターを募集しておりますので参加登録時、ポスター発表を希望される学生の皆様は ポスター発表ありのチェックボックスを選択してください。参加申し込み期日は11月26日となりますのでご注意ください。
 本会終了後には講演者と参加者が気軽にディスカッションできるブレークアウトセッションも予定しております。講演者や他の参加者の方々と発表内容や周辺分野に関して活発にご議論いただければと思います。
 “多様性”と“開かれた場”が本フォーラムの趣旨となっておりますので、どなた様も無料で参加可能です。ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加頂けますようお願い申し上げます。

当日、webではございますが皆様と皆様にお会いできることを、運営委員一同心よりお待ちしております。
 第9回PhysChem Forum Japan 運営委員一同 

・参加登録は以下よりよろしくお願いいたします。
https://connpass.com/event/228821/


第9回PhysChem Forum Japan開催概要
2021年12月9日(木)~2021年12月10日(金)
Web開催(定員500名):詳細は後日HPにてお知らせ致します。

スケジュール
・一日目(12月9日木曜日)
Growth Project(特別講演)
9:00~12:00 特別講演 丹羽 敏幸先生(名城大学)
ナノ化結晶を起点とする新規な粒子設計技術の開発と医薬品製剤への応用

本シンポジウム 13:10~13:30 Opening

13:30~14:10 講演-1 田中 宏典氏(塩野義製薬株式会社)
コンタミレスを追求した難溶解性薬物のナノ結晶製剤の製造法開発

14:10~14:40 講演-2 小森 隆弘氏(株式会社堀場製作所)
光技術が切り開くナノ粒子解析

14:50~15:20 協賛企業によるショートプレゼン1

15:20~16:00 講演-3 伊藤 博光氏(第一三共RDノバーレ株式会社)
薬物湿式ナノ粉砕における増粘現象の解析

16:00~16:30 ポスターショートプレゼン(予定)

16:40~17:40 ポスターセッション
ポスター番号1:真野 結奈さん(静岡県大)
リポソーム物性に及ぼすマイクロ流体デバイス調製条件およびPEG修飾率の影響

ポスター番号2:吉田 圭輝さん(静岡県大)
マイクロ流体デバイスによる各種ブロックポリマーナノ粒子の調製と物性評価

ポスター番号3:渡部 智寛さん(立命館大)
LLPS濃度を用いたgeneral solubility equationの予測精度改善

ポスター番号4:山元 響己さん(立命館大)
ポピュレーションバランスモデルによる塩基性薬物の消化管内析出シミュレーション

ポスター番号5:大森 将貴さん(千葉大)
カルバマゼピンを封入した脂質/シクロデキストリン温度応答性ナノ粒子の構造評価

ポスター番号6:吉川 悦司さん(千葉大)
薬物-richナノドロップレット形成による薬物の消化管吸収性改善メカニズムの解明

ポスター番号7:加藤 陸さん  (長崎大)
マイクロ流体デバイスを用いた遺伝子搭載型脂質・無機塩ナノ粒子の調製法

ポスター番号8:山田 咲良さん(長崎大)
多色深部観察法を利用した脳指向性ペプチド修飾リポソームの開発

ポスター番号9:田上 幸歩さん(同志社大)
組織切片の張力印加が引き起こすひび割れを指標とする新規な病態診断手法


・二日目(12月10日金曜日)
基調講演
9:30~10:30 加藤 くみ子先生(北里大学)
ナノテクノロジー応用DDS製剤のレギュラトリーサイエンス

本シンポジウム
10:40~11:10 講演-4 塚本 和己氏(ブルカージャパン株式会社)
高速AFMを用いたナノ粒子解析(仮)

11:10~11:50 協賛企業によるショートプレゼン2

13:10~13:30 講演-5 青木 健吾氏(島津製作所株式会社)
遠心フィールドフローフラクショネーションによるナノ粒子の分級計測

13:30~14:00 講演-6 尾本 和樹氏(株式会社リガク)
小角X線散乱法とその応用例

14:10~14:50 学生向けイベント PCFJ運営委員

15:00~15:40 講演-7 丹羽 貴子氏(第一三共株式会社)
ナノ粒子の医薬品への応用研究(仮)

15:40~16:00 Closing

16:00~16:40 ブレークアウトセッション

※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。

・協賛企業(あいうえお順)
株式会社島津製作所
株式会社日立ハイテクサイエンス
株式会社堀場製作所
株式会社リガク
サイエレット合同会社
日本バリデーション・テクノロジーズ株式会社
ライフィクスアナリティカル株式会社

・PhySchem Forum Japan運営委員
安部 和也 (小野薬品工業株式会社)
大野 麻美 (旭化成ファーマ株式会社)
尾崎 俊亮 (エーザイ株式会社)
菅野 清彦 (立命館大学)
田代 智  (協和キリン株式会社)
浜頭 恭 (サイエレット合同会社)
真壁 宗義 (第一三共RDノバーレ株式会社)
真野 高司 (小野薬品工業株式会社)
宮野 哲也 (塩野義製薬株式会社)
山﨑 誠司 (Axcelead Drug Discovery Partners株式会社)

・共催
立命館大学
場所   オンライン(zoom+Ovice)