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 「暦の講座」  出舞

2023-02-04
今日は立春、季節のスタートです。


「立春」は二十四節気」の一つ、太陽の動きを24等分し、それぞれに名前をつけたのです。

春は名のみ・・・・まだ寒いので、今日は暦(こよみ)の勉強をしています。

日本では、古くは暦がなく自然現象にしたがった自然暦だったのです。
1年は春夏秋冬と一周します。


飛鳥時代、推古天皇の頃に中国から太陰太陽暦(だいいんたいようれき)が入ってきました。

【エジプト暦】
古代エジプトでは、1ケ月は30日、1年は12ケ月
30×12=360日  どの月にも属さない5日を加えて、1年が365日となる太陽暦が用いられていました。
毎年、定期的に氾濫するナイル川、それに伴う農事、暦がないと国を治めることが出来なかったのです。


【ユリウス暦】
1年を365日にすると、年々、ズレが生じることに気付きました。
今から2000年前、ローマ帝国の終身独裁官ユリウス・カエサルの時、4年ごとに閏年(うるうどし)を設けるユリウス暦が出来ました。

【グレゴリオ暦】
基本的にはユリウス暦と同じですが・・・1582年 ローマ法王グレゴリオ13世が命じて、400年に3回、閏年を省く、微調整をしました。 これが現在のグレゴリオ暦なのです。

日本では長い間、太陰太陽暦がが使われてきましたが、明治6年から西洋に合わせて太陽暦(グレゴリオ暦)が採用されました。

太陽暦といえども、1ケ月が30日と言うのは、月の満ち欠け(新月⇒15日満月⇒15日新月)から数えました。太陽の動きから1ケ月は計算できません。

30日×12ケ月=360日
正確には1ケ月は29.5日のため
大の月(30日)と小の月(29日)を作りました。

30日×6ケ月=180日
29日×6ケ月=174日
合計     354日 となります。

太陽暦と較べて年間11日短く、3年で1ケ月 季節のズレが生じました。これを修正したのが太陰太陽暦で「閏月(うるうづき)」の誕生です。つまり、3年に一度は1年が13ケ月だったのです。
江戸時代までは、この暦が使われていたのです。
そんなに遠い昔でもありませんね・・・

興味のない方 ごめんなさい また明日