主な活動場所
大阪府周辺

 粉河産土神社の雛飾り

2019-03-06
粉河寺の奥。朱色の鳥居が続く階段を上がると粉河産土(うぶすな)神社があります。
県の無形文化財に指定されている粉河祭は、この神社の例祭です。

桃の節句にちなみ「お雛さま」が飾られていました。
 ごろちゃんは この神社の総代です。宮司の中山さんの案内で雛飾りを見せて頂きました。

【明治の雛飾り】


それはそれは立派な7段の雛人形でした。120年前の物と思えないほど・・・新品の状態でした。地元素封家の蔵を解体した際に見つかったそうです。その家の方も、存在を知らなかったそうです。そのため100年近く陽の目をみることもなく木の箱に保存されていました。そのため酸化することもなく新品の状態で出てきたのです。


【大正の雛飾り】


これも地元の方から寄進されたそうです。最近の松屋町では5段、7段の雛飾りは、ほとんど売れないそうです。これを飾ると1部屋犠牲になり、寝るところがなくなる。売れ筋は、ほとんど1対の内裏雛だそうです。

【チコちゃんは知っていた】

この1対を称して内裏様(だいりさま)呼びます。
♬おだいりさまとおひめさま ふたり並んで すまし顔

この唄のため、間違って理解されてきたみたいですね。
「ボーと 生きてんじゃねーよ」

【昭和の雛飾り】


目の保養になりました。中山宮司ありがとうございました。