ボケ防止と「応仁の乱」　日野富子編

足利8代将軍　義政の正室（嫁）富子は、日本三大悪女と後世に伝わっています（残る2人は北条政子と淀殿）

【日野富子】


現代風に言えば、安倍総理と昭惠夫人の関係みたいな・・・
富子の実家は代々将軍に仕える名門日野家であり、歴代将軍の正室は日野家から出ています。　
　一方、昭惠夫人の実家は『森永製菓』創業家の家系です。

父は森永5代目社長、母は森永３代目社長の次女です。
【安倍昭惠】


２人に共通しているところは「旦那の言うことを聞かない」「我が強く、上昇志向が強すぎる」「怖いものなし」

義政は男児に恵まれず、やむなく・・・弟を次期将軍に指名し、朝廷への手続き、諸大名への広報等を管領・細川勝元に委ね・・・ほとんど終わっていた頃に、富子に男児が生まれたのです。えらいこっちゃ！！！

義政は我が子（義尚）が元服するまでの間、弟（義視）に第９代将軍を委ね、その後に義尚が第１０代将軍になるよう計画していましたが・・・富子は猛反対
「あんたが　あと10～15年頑張って　次の将軍は我が子義尚がなる！」
「もう既に手続きは終わっている・・・今更、弟に断れん・・・頼む！」
「あかん・・・ボケ、カス　根性なし！」　「勝手にせー」

　やる気をなくした義政は東山に別荘（銀閣）を創建し政治には無関心になりました。命令系統を無くした中央政府はボロボロ　「応仁の乱」の始まり始まり

【銀閣寺】


義政は政治家としては三流でしたが　ワビ・サビの日本文化はここから生まれました。茶道・華道・香道・能・絵画（土佐派・狩野派）庭園（枯山水：草木を１本も用いず、白砂と石だけで自然を表現）他

　ごきげんよう