読書の秋(江戸の風俗・経済)
2017-09-08
コンビニで面白い本見つけました。
100均で買った老眼鏡で読んでいます。
磯田道史(いそだみちふみ)著 「江戸の家計簿」
司馬遼太郎亡き後、日本の歴史学者としてテレビ等でよく見かけます。
江戸幕府が倒れると新政府の政策は近代的で正しく、江戸時代は封建的で間違っていたと伝えられてきました。学校の歴史でも、そのように習いました。
ほんとうに、そうだったのか(士農工商)
年収について
1.武士(50俵3人扶持 妻・子供1人)
一般的な武士(公務員)の年収は16両(約520万円)
扶持(使用人の手当)が50万円 アルバイト30万円 合計600万円
支出は600万円 アルバイトしないと赤字でした。
2.農民
江戸周辺の農民の平均的な収入は13両(400万円)
支出は340万円 差し引き60万円が残った。
時代劇で観るように農民は貧困でなかった・・・むしろ武士の方が出費が多く生活苦であった。
3.職人(大工・左官・鳶)
江戸の大工は引っ張りだこで大火の度に日当が上がり一日2.7万円。年収800万円もあった。生活レベルは高く、娘に武家と同じような習い事をさせていた。
4.商人
江戸の人口の半数は武士で、それを支えていたのが商人です。大店の多くは伊勢や近江の商人で江戸店(東京支店)を出していました(後に本社となる)
東急の前身、白木屋の例 年商88億円 社員200人
番頭3人(専務・常務2人) 年寄役(部長) 小頭役(課長)
奉公人(丁稚)は無給であったが習字・そろばんを習い15歳ぐらいで平社員となった。年収は120~300万円でした。
こうやって見てみると・・・腕の良い職人が一番裕福だった。その名残りか、私の父も職人(建具)だったが、大工・左官と共に職業にプライドを持っており公務員を小馬鹿にしている風情があったような気がしました。
(間違っても・・・公務員にだけは なるなよ!)
この機会に江戸の風俗を勉強してみたいと思っています。
100均で買った老眼鏡で読んでいます。
磯田道史(いそだみちふみ)著 「江戸の家計簿」
司馬遼太郎亡き後、日本の歴史学者としてテレビ等でよく見かけます。
江戸幕府が倒れると新政府の政策は近代的で正しく、江戸時代は封建的で間違っていたと伝えられてきました。学校の歴史でも、そのように習いました。
ほんとうに、そうだったのか(士農工商)
年収について
1.武士(50俵3人扶持 妻・子供1人)
一般的な武士(公務員)の年収は16両(約520万円)
扶持(使用人の手当)が50万円 アルバイト30万円 合計600万円
支出は600万円 アルバイトしないと赤字でした。
2.農民
江戸周辺の農民の平均的な収入は13両(400万円)
支出は340万円 差し引き60万円が残った。
時代劇で観るように農民は貧困でなかった・・・むしろ武士の方が出費が多く生活苦であった。
3.職人(大工・左官・鳶)
江戸の大工は引っ張りだこで大火の度に日当が上がり一日2.7万円。年収800万円もあった。生活レベルは高く、娘に武家と同じような習い事をさせていた。
4.商人
江戸の人口の半数は武士で、それを支えていたのが商人です。大店の多くは伊勢や近江の商人で江戸店(東京支店)を出していました(後に本社となる)
東急の前身、白木屋の例 年商88億円 社員200人
番頭3人(専務・常務2人) 年寄役(部長) 小頭役(課長)
奉公人(丁稚)は無給であったが習字・そろばんを習い15歳ぐらいで平社員となった。年収は120~300万円でした。
こうやって見てみると・・・腕の良い職人が一番裕福だった。その名残りか、私の父も職人(建具)だったが、大工・左官と共に職業にプライドを持っており公務員を小馬鹿にしている風情があったような気がしました。
(間違っても・・・公務員にだけは なるなよ!)
この機会に江戸の風俗を勉強してみたいと思っています。