主な活動場所
大阪府周辺

 田辺市の初盆

2017-08-14
田辺市の一般的な初盆風景です。

家の周りに36ケのローソク立て並べます。昔は108ケ並べましたが、現在は36×3日間。
3日間で108ケのローソクに火を灯します。風が吹いても火が消えないように竹を切って作ります。13・14・15日の7時頃には、近所の人たちが集まり点灯します。
 火が消えるまでの約1時間・・・故人を偲びます。



玄関には餓鬼棚〈精霊棚)を設置します。 近所の人達は家の中まで入らず、玄関先で線香に火を点け、手を合わせます。



 極楽丸は葬儀社で販売していますが、昔は近所の人達が集まり作りました。
この家では息子が職人なので立派な船を作ったそうです。

 紀南地方では葬儀より初盆の方が倍以上疲れると言われています。葬儀は葬儀社がほとんどやってくれますが・・・初盆は8月1日から半月にわたり家族が訪問者を接待します。 少しづつ簡略化されていますが・・・それでも大変なのです。