九州初導入のプラントシステム(熊本菱光コンクリート工業)を関西宇部の担当者が視察!
2015-04-17
平成27年4月13日、熊本菱光コンクリート工業㈱(熊本市)が九州で初めて導入した生コンクリート製造システム(PNS:Perfect Network System_㈱リバティ)の視察に㈱関西宇部の工場担当者が訪れました。
PNSとは、生コンクリートの製造・管理に関係するあらゆるシステム・測定機器と関連データを効率的にネットワークで連動させ、骨材の表面水及び混練り直後のフレッシュコンクリート中の単位水量などを正確に測定できる測定機器と算定・検証プログラムの活用を通して「安心・安全なコンクリート製品づくり」をバックアップする仕組みです。
当日は、PNS製造メーカーである㈱リバティの担当者より「練混ぜようとするコンクリートの計量配合を操作盤に指示すると、一秒毎に測定機器(CONG-Ⅱ)により表面水率を計測及び管理している細骨材及び粗骨材の表面水率が操作盤に伝えられ、その表面水率から計量配合を算出し、各材料の計量値が表示されるとともに計量が開始されること。所要の動荷重精度を確認後、各材料を練混ぜること。練混ぜられたコンクリートを一時的に保管するホッパー内で計測機器(NACOM、LiB-TMI)により単位水量やコンクリート温度を計測及び管理し、計画水量に対する測定水量が許容差±15kg/m3以下(目標値±10kg/m3以下)であることを確認すること」などの具体的な運用方法の説明がなされた。その後、試験室に移動し、実際に練混ぜたコンクリートのフレッシュ試験(スランプ、空気量、コンクリート温度)や単位水量(エアメーター法、電子レンジ法)を測定するとともに、それらの値から「PNSシステムにより管理したフレッシュ性状や単位水量」の妥当性、つまり、有効性を確認しました。
将来的にはホッパー内で空気量も自動測定できる機器を導入予定で、検証を行いながらトータルでの品質管理システムの構築を目指すとのことです。
なお、このシステムは、他にも熊本県内の2工場が導入を予定しています。
※PNSの概要はこちらから↓
https://drive.google.com/file/d/0B_Or-JbPHoj_UGtfVkxRU1A0bFE/view?usp=sharing