救命講習会開催

 2024-09-28     不老町地域ケアプラザ
9月28日(土)に不老町地域ケアプラザにいおいて「令和6年度第1回事務担当者会議」を開催しました。

議事中の安全管理研修で救命講習として胸部圧迫(CPR)とAED(自動体外式除細動器)の使い方について講習会を実施しました。
今回は、大人用と子供用の人形を使って、具体的なシチュエーションを想定しながら練習する貴重な機会となりました。
講師は、中消防署予防課の現役消防士さんにお越しいただき、実際の現場での経験を交えながら非常に分かりやすく教えていただきました。

消防士さんのお話で特に印象に残ったのは、「救急車が到着する9分間の間に、そこに居合わせた人がいかに的確な救命処置を行うことで救命率が格段に上がることになる」と、しみじみに語っていただいたことが心に残っています。

胸部圧迫では、年齢や体の大きさによって力加減が異なり、大人にはしっかりとした圧迫が必要ですが子供の場合は強すぎる圧迫が危険になるため、適切な力加減が求められます。
実際に人形を使ってみると、思った以上に力が必要なことや、子供用の人形では繊細な力加減が重要であることを実感しました。

次に、AEDの使用は、特に緊張感がありましたが、実際の機器はとても使いやすく、AEDが音声ガイドを通じて詳しく指示してくれるため、落ち着いて操作すればスムーズに操作できることが分かりました。
大人用と子供用では少しだけ操作が異なりますが、いずれの場合も「焦らずにAEDの指示に従うことが大切」と消防士さんが強調していたのが印象に残っています。

今回の講習を通じて、いざという時に適切な対応を取るための知識と技術を身に付けることができました。
最初は不安でしたが、胸部圧迫は力の入れ具合やリズムが非常に重要で、消防士さんの指導のおかげで、練習を重ねるうちに少しずつコツを掴むことができました。
また、AEDの使用方法も実践することで、自分でも万が一の際に対応できるという自信がつきました。
自分が使い方を覚えておくことで、万が一のときに大切な命を守れるかもしれないと思うと、この講習を受けて本当によかったと感じました。

この経験を通じて、日常的にAEDの設置場所を確認しておくことや、定期的に胸部圧迫の技術を復習することの大切さを再認識しました。
皆さんもぜひ、こうした講習会に参加してみてください。
大切な人を守るための知識と技術は、必ず役に立つはずです。

最後に、講習を実施していただきました中消防署のお二方に改めてお礼申しげます。