主な活動場所
三笠小学校グラウンド

 第17回 納場SSS交流大会 2日目

2024-09-08
初日を2勝1分勝点7、納場SSSと勝点1差で1位リーグに入った三笠小SSSは、2日目リーグでは、FC.LILY、FC REGISTA TSUKUBA、ばらきSCと対戦しました。

それぞれ各地域では上位リーグに属する県大会常連チームですので、通常はなかなか対戦できないチームです。

初戦
FC.LILYは、茨城県水戸市に本拠地をおくサッカークラブです。
https://lilysportsfclily.wixsite.com/lilysports-fclily

前半3分、最初のシュートは三笠。ゴール前こぼれをユウマが飛びついたシュートはGKに阻まれるも、全員集中し、とてもよい立ち上がりでした。

県大会常連チームのFC.LILYは攻守切り替えで前線、守備にかける人数をシフトさせながら攻撃に展開、GKからのビルドアップで、一列目でボールを回しながら揺さぶりをかけ、空いたポイントに対しくさびの縦パス、タイミングをはかりながら、前線左右SB裏スペースへのロングボール等。

前半9分、左サイド、縦にドリブルで侵入を許しグラウンダークロスに合わせたシュートで失点しましたが、その後は何とか攻撃をいなして前半を1-0で折り返し。

後半開始早々から、FC.LILYは前を狙うロングボールから、ビルドアップ、速いパス回し、ドリブルが多くなったこともあり、FC.LILYの時間が続きました。なんとか猛攻を耐えていましたが、後半8分、左サイドをドリブル突破でペナルティエリアに侵入され、GKと一対一、2点目。ペナルティエリア、ドリブル侵入に足をかけPKで1点。

最後まで集中を切らさず1点を狙いにでましたが、逆に追加点を許すことになり、結果的に4-0でFC.LILYの勝利となりました。

二戦目
FC REGISTA TSUKUBAは、茨城県つくば市に拠点をおくサッカークラブです。
http://fcregista.com/

前半2分、接触から負傷したコウタが戦線を離脱し、レオを一つ上げポジションに据え、ケイゴを投入しました。

ユズキからのくさび縦パスでアユマ、ユウマへの縦スルーパスでゴール前に運ぶ攻撃や、スローインをコウシロウが納め、走り込む右SBリクのシュート等、県大会上位、関東大会に出場するチームに相手に必死に食らいつきましたが、右サイドをくずされ侵入許し2点を献上。
2-0で前半を折り返しました。

初戦を落とし、二戦目も前半に2失点…

チーム全体が少し沈み気味になりましたが、そもそも対戦相手は上手のチームで、自分たちがやってきたサッカーがどこまで通用するか、県大会・関東大会レベルを知る大きなチャンスです。胸を借りるつもりで頑張ろう!

後半もクーリングブレイクまで厳しい攻撃をいなすことで精いっぱいでしたが、なんとか1点をとろうとチャンスを伺いました。

終了間際、自陣でコウシロウが奪ったボールを左SHレオにつなぎ、アユマを壁にインナーにラン。

アユマ反転して縦のスルーでレオをゴール前まで運び、最後はレオ、GKとの一対一を冷静に決め2日目初得点!

結局2-1でFC REGISTA TSUKUBAの勝利となりましたが、最後まであきらめることなく、勝利を目指した結果がREGISTA TSUKUBAとの善戦につながったと思います。

三戦目
ばらきSCは茨城県石岡市のサッカークラブで、1981年創立で歴史も古く、Jリーガーを多く輩出してきた名門クラブです。

プレースタイルは、「とにかく走り、速く、強い」

基本的な陣形にあまり気にせず、小さな体格の選手が多いように感じましたが、あたりが強力で、一人目の速い寄せで進攻を阻止し、二人目でボールを奪う攻撃的守備。

奪取し仲間が運ぶボールを、後ろからフォローする選手が次から次へと受け継いで、前に進む推進力のある攻撃スタイル。ゴール前にできた守備の壁もこじ開けていくイメージです。

右SBソウタが、相手のターンをスライディングでブロックした当たりからゾーンに入り、即相手の短いパス、次の選手を予想しながらスイッチしてアプローチ!対人が苦手な三笠が、ばらきSCの速い寄せ、力強い推進力に負けないよう、強いアプローチを心がけました。

得点が動いたのは前半、リクからレオ、ユズキにでたボール、若干寄せが遅れたタイミングでシュートを放ち、今大会ユズキの初得点はばらきSCからとった貴重な先取点となりました。

その後、カウントダウンをしながらなんとか凌ぎ、1-0リード前半終了。三戦目にして初めてのリード。

しかしばらきSCの強い推進力の前に一点を守り切ることはとても難しく、追加点をねらうべく後半。

油断をしていたわけではありませんが、次から次へと短く細かいパスをつなぎ攻め入り、素早いドリブルで翻弄され中央からの突破を許し後半早々に1-1となりました。

何とか追加点が欲しい三笠、GKからのパント、競り合いが苦手といっていたユウマが何とか収めたボールはコウシロウにわたり、GKと一対一!1日目は外した一対一、コウシロウ冷静にコースをみて沈め2-1でリード!

このまま逃げ切れるか!と期待しましたが、さすが強豪チーム…

中央、必死の守備でつくった壁をじりじりとこじ開け得点を奪われました。

少なくなった残り時間、2-2の同点。前後半走り切りへとへとになりながらも必死にボールに食らいつき、試合終了間際に相手ゴール前に攻め入りましたが、気持ちに反して最後の一歩が足につかずシュートまで持ち込めませんでした。

結果2-2のドロー…あと一歩!あと一歩でした!

最後まで勝利を意識した強い気持ちをみせてくれたアユマ。

全力を出し切り走れなくなりながらも最後までピッチに立ったリク。

しっかり相手を背負いながら何度かボールをコントロールできたユウマ。

厳しい猛攻にも食らいつく守備をみせてくれたソウタ。

その試合を一丸となって応援するベンチメンバー…この試合だけでも大きく成長したようにみえました。

結局一位グループ内で勝利できず、4チーム中4位という結果となりました。

しかし、試合を重ねる度に内容がよくなる感覚は選手達も感じており、強豪相手とやりあえた充実感を、それ以上の成果に感じていると思います。

閉会式では1位ブロックで対戦した全4チーム、各順位リーグの優勝チーム、各団1名選出の優秀選手、優勝チームFC REGISTA TSUKUBAから最優秀選手が選ばれ表彰されました。


ちなみに、三笠小SSSの優秀選手は・・・レオ!!チームのピンチを救う場面、攻守に大きく貢献してくれたと思います。

また普段仕事をしながら子供達のサッカー技術向上のために貢献してくれるということで各団指導者にもねぎらいの言葉と指導者賞が贈られました。


交流大会主催、納場SSS団長さんから、「この交流大会をおもてなしの大会にしたい」とお話いただきました通り、大会の運営は全て手作り!納場SSS育成保護者やスタッフの方々は、参加チームを暖かく迎えていただき、頻繁にお茶や麦茶、果物等を用意してくださいました。一つのサッカースポーツ少年団が、県内外からこれだけのチームを呼んで交流大会を開けるのもうなずけます。



本大会は選手達におおきなモチベーションと自信をつけてくれました。

本大会運営の方々、参加いただいたチームの皆様に感謝いたします。ありがとうございました!

また、来年もどうぞよろしくお願いします!!