主な活動場所
insecter(虫屋)として身近な昆虫をはじめとした自然観察を行なっています。

 ヒラタクワガタを産卵させる

2023-07-17
どうもこんにちは、insecterです。友人がヒラタクワガタ(学名Dorcus titanus pilifer・コウチュウ目クワガタムシ科)♀をくれたのでそれを繁殖させるため、カブト・クワガタ飼育の専門店に行って色々質問しました。

野外で捕まえたクワガタムシの♀のほとんどは交尾済みですぐ産卵できるそうなのですが、捕まえたのが6月の発生初期なので念のため同じ場所で捕まえた♂と1週間ほど同居させました。そうすると確実に交尾するのであとは♀だけ産卵セットに入れます。

産卵セットの材料は、飼育ケース、マット、産卵木です。飼育ケースは小サイズと呼ばれる幅約23cmのもの、マットはほどほどに発酵したチョコレート色のものを4L分くらい使います。そして産卵木は4時間ほど水に浸け、皮を剥いで半日ほど日陰で干してから使います。

まず、マットを加水して丁度いい湿り具合にします。たくさんのマットを扱うので園芸用の肥料を混ぜる容器が使いやすいです。マットを広げ、そこに少しずつ水を注いて混ぜていきます。手で握って固まるくらいが丁度いいそうです。崩れるようであればもう少し水を足してください。

そして湿らせたマットをケースに詰めていきます。私が"詰める"と表現したのは、マットをぎゅうぎゅうに固めるからです。割れないようにケースの下に折り畳んだ新聞紙を敷き、ビン底などで少しずつ押し固めていきます。3cmほど詰めたら次は産卵木を入れるのですが、続きは次のブログにて説明します。