主な活動場所
広州市天河区

 オープン大会結果報告

2020-10-09
広州市の地元ビリヤードクラブが主催するオープン大会に、GBCから三本柱と私の4名が参加しました。試合会場は我々の活動拠点の天河区の隣、越秀区の老舗ホテル内にあり、かなり歴史あるビリヤード場です。最近改装工事を済ませたばかりで、ラシャや球もピカピカの状態でした。

早めに会場に着いて練習を始めると、周りは見慣れた顔ぶれ。我々が活動する天河区のビリヤード場の常連たちも数多く参加しており、今まで挨拶程度の関係でしたが、改めてお互いに連絡先を交換するなど、更に球撞きの交友関係が広がった感じです。

参加者は35名、ビリヤードの試合ではよく使われる1度負けても、敗者側で勝ち上がれば復活できるダブルイリミネーションと呼ばれる特殊なトーナメント方式で予選を行い、本選のベスト16以降は勝ち残りのノックアウトトーナメントとなります。抽選時はグループでの参加者同士が予選で当たらないような主催者側の配慮もあり、4名はそれぞれ別グループに振り分けられました。
緊張の組み合わせ抽選

いよいよ試合が始まり、先陣を切ったMz教授が難なく1回戦を勝利しましたが、私は初戦にあえなく秒殺を喰らい、早々と敗者側へ回ることとなりました。ドローkg改め「武士Kg」さんも初戦は難なくクリアし、2回戦へと駒を進めました。シード扱いのSg名人は2回戦からの登場となり、長い待ち時間のハンデをものともせず、余力を残してベスト16進出を決めました。武士Kgさんも相変わらずの勝負強さで2回戦を突破し、同じくベスト16進出を決めました。

2回戦で惜しくも敗れたMz教授でしたが、敗者側2回戦は苦しみながらも粘り勝ちし、敗者側3回戦へ進みました。ただ一人初戦に敗戦を喫した私ですが、敗者側1回戦で記念すべき対外試合初勝利を果たし、敗者側2回戦も最後に逆転で勝利し、Mz教授と同じく敗者側3回戦へ進むことができました。Mz教授と私が敗者側最終戦を勝てば、まさに理想的な4人揃ってのベスト16への進出でしたが、残念ながら共に敗れる結果となりました。
熱気に満ち溢れた試合会場


ベスト16に残った2名ですが、本選1回戦でSg名人は自分のペースを崩さず勝利を納め、準々決勝へ進出を決めました。武士Kgさんはサウスポーの強者との対戦となり、お互いに一歩も譲らない試合展開となりました。武士Kgさんの終盤の痛いミスを相手は逃さず取り切り、最後はコンビネーションショットを決められ、惜しくもベスト8へは残れませんでした。この相手は最終的に4位になったそうで、やはりこの位置まで残っているプレイヤーは技術面はもちろん、相手のミスを逃さない勝負勘を持っております。

Sg名人の準々決勝の相手は、武士Kgさん曰く「ビリヤードセンスの塊」で、まだ完全に停止していない手球を撞くかのように、テンポの速い終始攻撃的なプレイヤーです。Sg名人の独特のテンポとは正反対で、リズムを崩された等の要因はありますが、この試合に限って言えば相手の方が一枚上手だったのかもしれません。Sg名人の粘りと持ち味を発揮しながらも、惜しくも準々決勝で敗退となってしまいました。因みにこの相手は最終的に準優勝だったそうです。

大会が始まる前は、主催者側が中国のメンツにかけても日本人に簡単に優勝をさせるなと、多くの強者に参加を依頼したと聞いており、多少アウェーな雰囲気を覚悟しておりました。ただこういうところが広東省の人たちの気質なのか、それとも我々4人がただ単に図々しいだけなのか、終始フレンドリーで何の気負いもなく試合に集中出来ました。我々に気を遣ってくれた関係者の方々、本当にありがとうございました。
おつかれさまでした

GBC結成当時から、クラブメンバーで外部の試合に参加するのが個人的な目標でした。夢を叶えてくれたメンバー達に感謝します。同じユニフォームを着て真剣に試合に臨んでいる姿を見て、クラブのために勝負をしてくれていると、かなり飛躍をした妄想をしてしまい、思わず胸が熱くなりました。今後もこのような大会に積極的に参加していきたいと思いますし、別クラブとの対抗戦なども実現したいです。

10月11日はクラブ内の月例会です。