ブレイクについて

ブレイクショットで的球をラックする場合、フットスポットと呼ばれる部分に先頭となる球（多くの場合は1番ボール）を置き、残りの球を所定位置に並べていきます。

フットスポットに１番ボール

最近のプロのナインボールの多くの公式戦では、「ナインオンフット」と呼ばれる新しいルールが採用されているようです。新ルールではその名の通り、フットスポットにナインボールを置くように並べていきます。今はラックシート使用が主流となり、以前に比べてラックした球と球の隙間がとてもタイトになりました。タイトになるほど、プロのレベルではブレイクショットの強さや、的玉の散らばり方までもコントロール出来るため、マスワリ（ブレイクからノーミスで取りきること）が当たり前となり過ぎるのを防ぐためだそうです。この新ルールによって、1番ボールの位置が以前より球2個分近くなりました。たった2個分でも、とても大きな変化のようです。

新ルールの9番ボールの位置

大会によってはこの「ナインオンフット」の他に、ブレイクショットで手球を置くエリアまでも限定しています。それでも流石にプロは様々な技術で、これら新ルールを克服しています。