ビリヤードの道具 ラックシート
2017-09-17
ビリヤードをプレイする上で地味ながらも重要度が高いのが、ラックを組む(的球を所定の位置に並べる)ことです。ラックされた的球間に少しでも隙間があると、ブレイクショットで手球が当たった際に、力が分散され思ったように的球がバラけません。
以前は木製やプラスチック製のラックが主流でしたが、ビリヤードテーブルのラシャ(テーブル上の布)の僅かな凸凹が原因で、これらのラックを使って隙間無くラックを組むのはかなり大変です。何度もラックを組み直している光景を目にしたことがあります。そこで開発されたのがラックシートです。
ミクロン単位の薄いフィルムで、何種類かの形状はありますが基本形状は写真の通りです。ラックシートの凄いところは、的球を置く穴が長穴になっており、的球間に隙間が出来ない工夫がされています。またこの長穴のお陰で、密着された的球間に前後数ミリの位置誤差ができ、ブレイクショットの的球の散らばり方に毎回違いが出るように考えられているらしいです。
上級者やプロともなると、毎回同じような力感でブレイクショットをするのは容易いことで、このラックシートが出た当時は力をコントロールするソフトブレイクショットが流行り、的球が常に同じような配置に散らばり、ビリヤードがパターン化してしまったようです。それによりソフトブレイクショットを禁止するルールもできました。
現在日本のほとんどのビリヤード場では、このラックシートを無料で貸出ししています。まだラックシートを使ったことが無い方は、ぜひ一度体験してみてください。的球が簡単に散らばりますよ
以前は木製やプラスチック製のラックが主流でしたが、ビリヤードテーブルのラシャ(テーブル上の布)の僅かな凸凹が原因で、これらのラックを使って隙間無くラックを組むのはかなり大変です。何度もラックを組み直している光景を目にしたことがあります。そこで開発されたのがラックシートです。
ミクロン単位の薄いフィルムで、何種類かの形状はありますが基本形状は写真の通りです。ラックシートの凄いところは、的球を置く穴が長穴になっており、的球間に隙間が出来ない工夫がされています。またこの長穴のお陰で、密着された的球間に前後数ミリの位置誤差ができ、ブレイクショットの的球の散らばり方に毎回違いが出るように考えられているらしいです。
上級者やプロともなると、毎回同じような力感でブレイクショットをするのは容易いことで、このラックシートが出た当時は力をコントロールするソフトブレイクショットが流行り、的球が常に同じような配置に散らばり、ビリヤードがパターン化してしまったようです。それによりソフトブレイクショットを禁止するルールもできました。
現在日本のほとんどのビリヤード場では、このラックシートを無料で貸出ししています。まだラックシートを使ったことが無い方は、ぜひ一度体験してみてください。的球が簡単に散らばりますよ