主な活動場所
雪の豊富な斜面

 2025年3月1日 平標山 西ゼン

2025-03-02
メンバー:立田(L,報告)、たまちゃん、くまちゃん
2月28(金)沼田健康ランドにて仮眠
3月1日(土)平標山登山口 980m 5:40 ー 平標山 1984m 9:40-50 ー 毛渡沢橋 554m 12:00
 念願だった西ゼン滑降が出来た。
 1週間前はラッセルとパウダー三昧の白川郷界隈、その後、暖気が入り、週後半から天気は安定し、陽気は春山気分、快晴・無風の一日と1週間で様相は一変した。
 登山口には先行車4台ほど、ヘッデンを付け歩き出す、緩い尾根に入る頃には明るくなる。
 なんだかボンヤリしていてクトーも山アイゼンも忘れた。朝の固雪にたまらず、板を担ぐがすぐに山頂部の台地となり、最後はシールで山頂に達した。山頂からは西ゼンの広く緩やかな谷が望まれ、先行者のシュプールが刻まれている。雪が多いせいかもしれないが、思ったより、傾斜もなくゆったり広々でとても気分の良い、綺麗な谷だ。
 稜線ずたいに少し滑ってから谷にドロップ、薄めのパウダーが心地よい。

ー西ゼン源頭 広々快適斜面ー
 降っていくと両岸が狭まり、いわゆる喉のあたり、雪がたっぷりなので通過に困ることはない。ただこの辺りからおもに右サイドからの雪崩跡といってもごく小規模なものだが、ミニデブリ荒地があちこちに出現、少しモナカっぽく、悪雪というほどではないが、春の重雪となる。スキーで雪面を踏んだままターンするには躊躇があり、ジャンプで板を回しながら降りていくもスピードコントロールがむずい、つくづく下手だなぁと痛感する。
 一旦狭まった谷はほどなく大きくゆったりと開けていく、源頭部と合わせ、なんとも気持ち良い谷が行手に広がる。

ーこれぞ山スキーならでの空間ー
 このままオール自動運転で行ければいいのだが、あとは漕ぎまじりの平地滑走ならぬ平地滑歩となる、それでも途中追い抜いたボーダーに比べるとスキーは楽。100山によると「飛び石伝いに渡渉する」とあるが、そんなこともなく、上越線の線路、関越道を潜って越えていくとほどなくゴールの毛渡沢橋の傍にちょうど12:00に降り立つ。車が2台停めてあった。上越線は11:58に出たところであり、次まで2時間ほどある為、タクシーを呼び、お馴染みの17号線沿い田中のセブンイレブンまで出てバスに乗って登山口へと戻った。


◆憧れの西ゼンに行ってみて・・・
 たまちゃん:下まで行くの大変だから登り返しましょうよ!
 marutatu:それは一度下まで降ってから言うセリフ、まずは行くべ!
 下山後:<次は上部パウダー狙い、登り返しで行ってみたいね>で3人一致。
 またこのエリア、沢山の滑降ルートがあり、日帰りでサクッと行くにはとても良いので周辺も含め、楽しみは尽きない。
◆アプローチ、前泊等
沼田健康ランド:カプセルに入れば快眠。ただ温泉後には一杯飲みたくなるのでここに前泊するなら20時迄には入りたい。今回は3時間睡眠で辛かった。
登山口:トイレは冬期閉鎖。2Kほど下った二居PAにトイレ有、入山前にお世話になった
道の駅みつまた:登山口から11K、車中泊ならここかな
またメンバーによっては未明都内発でも十分可能