主な活動場所
登山  
 春秋冬:首都圏近郊の山 
 夏  :日本アルプス、東北の山

定例会
 月一回 : 文京区内施設

 弓立山、上谷の大クス、越生梅林を楽しむ春を感じる山行

2025-03-08
■日程 2025.3.8
■場所 武蔵嵐山、越生
■行程 せせらぎバスセンター➖弓立山➖いこいの里大附➖上谷の大クス➖越生梅林➖越生駅
■歩行時間 3時間位
■参加人数 7人
■天気 曇

凍るような寒さの中、せせらぎバスセンターに今回のメンバー7名が集まり、のんびりと出発。地域コミュニティの中心地のようで、飲食店も点在していたが間もなく畑の中に住宅が点在する里山の風景へと変わっていく。歩き出しは寒かったが、途中、開花した梅の木が春を感じさせ、体が温まってくる。
畑の向こうに愛宕山が見えてくると、八幡神社の脇に弓立山の標識があり、里山が終わりを告げる。この八幡神社の参道には枝垂れ桜の並木があり、桜の時期も気になると思いながら神社の裏に抜けるといよいよ登山口である。手動のカウンターを押し、緩やかな斜面を登っていく。時折り薄日が指す中しばらく森の中を歩くと、大きな男鹿岩が現れ、岩の上に立つと視界が開け、歩いてきた里山を見渡せる。程なくすると、標高426.8メートルの弓立山山頂に到着した。久しぶりの山行であったので、いい足慣らしであった。山頂からは西に笠山、武甲山、北に谷川岳、赤城山、日光白根山、東に筑波山、東京スカイツリー、南に丹沢の山々まで見渡せる大展望を楽しめるようであるが、あいにく雲っていて遠くの山は微かに見えるだけである。しかし、山頂広場は解放的でのんびり過ごすことができ、寒さも忘れてしまうほどである。

お昼前、里山に下山し、いこいの里大附内のそば道場で、地元のご婦人手打ちの蕎麦を食すことに。蕎麦といったらやはり冷たい蕎麦といきたいところであったが、温かい山菜蕎麦を注文。蕎麦はコシもあり美味しくいただきました。ちなみに、冷たい蕎麦を食べた方々は、お腹の中から冷えてしまったようです。
この地域は、夏みかんや八朔を育てている農家も多く、道端やいこいの里では、美味しい果実が格安で売られている。たくさん買いたい気持ちはあるが、先の道中を考えると荷物は重たくしたくない。結局、1袋だけ購入するとととした。
お腹も満たされ、上谷の大クスを見に行くことに。幹がいくつも分かれ、太い枝は支えがないと自立できないくらい左右に広がっている。一見の価値ありである。

最後は、越生の梅まつり会場へ向かうが、途中の民家の庭にも立派な梅の木があり、梅の産地であることを実感する。まつり会場内は越生野梅をはじめたくさんの種類の梅が咲いていて、関東三大梅林の一つと言われるのに納得するとともに、こんなにたくさんの梅があるのかと驚かされる。無料の梅茶を頂き喉を潤し、園内の散策を続けると、色とりどりに咲き誇る梅を楽しむことができる。桜のような派手はさないが、気品のある白い梅の花の向こうに艶やかな赤い梅の花を見ると対照的であり、樹齢670年という魁雪の素晴らしい枝ぶりに感心する。ちなみに、園内にはミニSLが走り乗車もできるが、今回は寒さもあり遠慮した。それにしても、さくまひでき氏が歌う「越生梅林の風」が耳に残ってしまった。

そんなこんなで、雪予報もあった極寒の中の山行ではあったが、素晴らしい景色、大きなクスノキ、綺麗な梅、そして、美味しいお蕎麦が楽しめ充実した一日でした。
ご一緒した皆様、お疲れ様でした。