主な活動場所
登山  
 春秋冬:首都圏近郊の山 
 夏  :日本アルプス、東北の山

定例会
 月一回 : 文京区内施設

 相州アルプス4座縦走(東丹沢)

2024-12-21
●集合:12月21日(土) 8:00 集合 小田急線 本厚木駅 中央改札口
●行程:本厚木駅~バス~半僧坊前(8:48)→経ヶ岳→革籠石山→仏果山→宮ヶ瀬越→高取山→宮ケ瀬越→仏果山登山口~バス〜別所の湯~バス~本厚木駅
●参加者:5名
●天気:快晴一時小雨

 快晴の師走の週末、本厚木駅よりバスに乗車、徐々に丹沢の山並が見えてくると間もなく降車する半僧坊前バス停に到着、降りたのは私たちのグループ5名とベトナム人グループ3名のみ。近くにある勝楽寺にトイレを借りるため立ち寄ることに。立派な仁王像が鎮座した山門のあるお寺で、落ちたイチョウの葉が敷き詰められた境内に冬の訪れを感じさせられる。
 霜が降り少し寒いがこれから始まる登りに備えて薄着になりいよいよ出発。程なく国道から外れた小道を進むと、4月から11月頃までヤマヒルに注意の看板のある登山口に到着。 
 木々に囲まれた沢沿いの道を進み砂防ダムを越えると徐々に登りとなり、ただただ森の中を登り続ける。途中視界が開け、横浜や東京の高層ビル群、スカイツリー、筑波山まで見ることができるベンチで一休みすることに。更に登り一度車道に出たところで、バスを一緒に降りたベトナム人グループに追いつく。声をかけると近くにベトナム寺があるり、またベトナムでも何度も登山をしていて、正月には富士山に登頂すると言っていた。ここから経ヶ岳までは登りが続き、頂上には先客が2組。木々の隙間からは大山から塔の沢、丹沢山まで正面に見渡すことができ、更には相模湾越しに大島も見える。

 アマチュア無線で誰かと交信している人を横目に次のピークに向けて歩を進める。今日は、相州アルプス4座に登る予定である。すぐに下り坂が続き一度車道に出ると、そこからまた登りが始まり、革龍石山(かわごいしやま)までは登り下りを繰り返す。途中見上げるような急登もあり、なかなかの登り応えであり、低山のハイキングと侮ることはできない。山頂は看板があるだけなので先に進み、開けた場所のテーブルで昼食タイム。各自冬の登山ということで温かい汁物などを用意している中、私は冷たいおにぎりを頬ばることにした。

 休憩後仏果山へ向けて歩を進めると、これまでの道とはガラリと変わりやせ尾根へと変貌する。ここからは左にグリーンの湖面が映える宮ヶ瀬湖、右に都心のビル群の景色を見ることができる。素晴らしい左右の景色をじっくり見たいが、足元も気にしなければならないのが何とももどかしい。そして、鎖のある急登を過ぎると仏果山に登頂、展望台からは360度の絶景が待っていた!

 ここからは、最後の1座、高取山に登頂するのみである。が、しかし、天候が急変、強風と雨のため安全を優先して下山し、相州アルプス3座踏破となった。
 下山後は冬至のゆず湯が香る別所の湯に。丹沢の地下水を沸かした湯は身体の芯から温まる。
 今回の山行は、低山であったが累積した標高は高く、コース上には鎖やロープ、やせ尾根とバリエーションに富んでおり、たっぷりと登山を楽しめた。企画をしてくれたGさん、参加された皆さん楽しい山行ありがとうございました。