六甲全山縦走(前半)
2024-04-13
【日程】2024年4月13日(土)
【集合】須磨浦公園駅
【行程】須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→高倉山→拇尾山→横尾山→東山→高取山西峰→鵯越駅→菊水山→鍋蓋山→掬星台→六甲ガーデンテラス→六甲山→後鉢巻山→水無山→大平山→譲葉山→岩倉山→宝塚駅
【参加人数】2人
【天気】晴れ(神戸の気温:最高22度、最低14度)
大会参加者の8割が完走しているし、エスケープルートが複数あるから大丈夫とのことで、参加表明してしまった今回の企画。しかし、色々調べるとかなり厳しそう。距離が長いだけではなく、登りは合計で3,000mを超えているし、YAMAPのタイムは約20時間(大会の制限時間は17時間)。どちらも未経験。やばい。不安しかない。
始発電車がスタートの須磨浦公園駅に着くのは5時29分。ゴールの宝塚駅からホテルへ帰る最終電車の時刻は23時10分。はたして17時間半でたどり着けるのか。
当日の天気予報は晴れ。雨の心配はないのでカッパは置いていく。お風呂に入る時間もないと思い、着替えなども持って行かないことに。荷物は極力軽くしたい。
当日、新開地駅のホームでOさんと合流できた。ほかにも登山客らしき人が何人かいる。
電車の中でアミノ酸をチャージ。どうか無事にゴールできますように。
5:29 須磨浦公園駅(すまうらこうえんえき)13.7m
スタートするとちょうど朝日が昇ってきた。もちろん写真を撮る。が、今日は写真を撮る余裕はないと気づく。
ロープウェイの駅までは階段が続く。最初は緩やかな幅の広い階段だが、すぐに暑くなり上着を脱いだ。
5:57 鉢伏山(はちぶせやま)260m
本日1つ目の山。山というよりは公園。山頂標がなければ気づかない。
6:03 旗振山(はたふりやま)252.6m
ここも山頂標がなければただの通り道。だが海が望めて茶屋もある。
6:14 鉄拐山(てっかいさん)234m
登らないルートもあるが、登ってみる。景色がいい。須磨浦の海が見下ろせる。
6:27 高倉山(たかくらやま)295.1m
ここも山頂がどこか分からない。茶屋がありその上が展望台になっているが、ここはスルー。鉄製の階段で山を下り、団地の商店街を歩く。途中すれ違った高齢者たちはこの辺の住民なのかも。
次に登るのは拇尾山。須磨浦公園のとは比べ物にならないくらい急で段差も大きい階段が現れた。400段くらいあるらしい。きつい。木陰もない。まだ涼しい時間帯でよかった。
6:51 拇尾山(とがのおやま)274m
7:07 横尾山(よこおやま)312m
7:24 馬の背(うまのせ)
須磨アルプスのハイライトらしい。想像していたより危険な感じではない。距離もそれほど長くない。
7:30 東山(ひがしやま)253m
やっと登ったと思ったらまた下って街中へ。どの山も標高は低いが登りも下りも急だ。ここも標高60mくらいまで下る。
8:40 高取山西峰(たかとりさん)312.8m
まだスタートして3時間なのに明らかに疲れている。耳がつまってきた。ペース配分がわからない。この先が思いやられる。
9:01 月見茶屋(つきみちゃや)277m
3匹の猫がお出迎え。しかも触らせてくれる。調べるとこの茶屋は昨年閉店したが、餃子が食べられることで有名だったようだ。
そしてまた住宅街に出る。街中の舗装路も意外とアップダウンがある。日差しも強くなってきた。
「六甲全山縦走路」の道案内は街中でも要所要所にあるので、見落とさなければ迷わないだろう。
9:52 鵯越駅(ひよどりごええき)134m
次の菊水山はかなりきついらしいので、駅前の自動販売機で水分補給し、靴に入ったゴミを取り除く。
本格的な登山道に入るまでは涼しげな川沿いを歩く。キャニオニングしたい。
白っぽいタンポポが咲いていて、前を行くランナーが写真を撮っていた。私は写真を撮る余裕はないので、心のシャッターに収める。
いよいよ菊水山の登りが始まる。拇尾山の階段も大変だったが、疲れが溜まった状態でさらに距離もある。これはきつい。本当にきつい。まさに階段地獄。
膝の内側の筋肉(おそらく大腿四頭筋の内側広筋)に負荷かかかっているのがわかる。左のそれが痛くなってきた。そして右も。すれ違えるポイントで一旦休憩。するとその筋肉が収縮し膝が曲らなくなった。しかも両脚。これはやばい。Oさんから即効性があるという薬をもらい飲む。しばらくすると収縮は収まり膝が曲げられるようになった。だがすぐにまたなりそうな予感。結局この場所で10分ほど休憩し、何人もの登山者を見送る。挨拶さえエネルギーを使う。
ストックを出し、歩き出すところで後ろを振り返る。神戸ポートタワーが見えた。景色の良い場所だった。独占してしまってごめんなさい。
11:04 菊水山(きくすいやま)458.8m
何とか山頂に到着。到着後またすぐに膝が固まった。ストックに体重を預けないと立っていられない。座ろうにも膝が曲がらないので、ただ収まるのを待つ。
こんなに苦労して登った菊水山なのに、山頂には登山者らしからぬ人もちらほら。涼しい顔で景色を楽しんでいる。どうやら簡単に登れる道もあるらしい。なんかくやしい。
ここでおにぎりを食べるが美味しくない。むしろまずい。やはり潔くゼリー飲料だけにしておくべきだった。
休むだけで景色を堪能することなく次の鍋蓋山へ出発。また200mほど下る。下りはどうにか大丈夫そう。吊り橋を渡ると登りが始まる。階段ではないのでまだいいが、やはり疲労は隠せない。全然前に進まない。今度は足の裏がつりそう。でも大丈夫。これはよくあること。
12:43 鍋蓋山(なべぶたやま)486.1m
山頂に着いた途端、また膝の筋肉が収縮しその場に立ち尽くす。止まるのもよくないのかも。
13:39 大龍寺(たいりゅうじ)340m
突然立派な門が登場。本堂はどこにあるのだろうか。
ここにある自動販売機で水を2本購入。冷たい水がうまい。
13:54 市ケ原/桜茶屋(さくらちゃや)253m
河原で水遊びやバーベキュー、昼寝をする人々。うらやましい。
16:16 摩耶山(まやさん)702m
長かった。登りたいのに(登りたくないけど)なかなか登らせてくれない。また下るの?下った分登りが増える!と何度も思いながらようやく到着。でも、正確には私は頂上には行っていない。横を通っただけ(Oさんは登っています)。ほかにもこのルートでは通過する山も頂上までは行かないところがいくつかある。六甲山もしかり。
16:20 掬星台(きくせいだい)690m
私はここで下山することに決める。標準時間で歩けば宝塚駅の終電には間に合うが、その自信はない。下りだけならどうにかなりそうだが、もう登れない。脚は痛くないけど、もう力が出ない。
Oさん、ここまで同行してくれてありがとうございました。
以上、ここまでは私Fが担当しました。
ここから先は見事完走されたOさんのブログをご覧ください。
【集合】須磨浦公園駅
【行程】須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→高倉山→拇尾山→横尾山→東山→高取山西峰→鵯越駅→菊水山→鍋蓋山→掬星台→六甲ガーデンテラス→六甲山→後鉢巻山→水無山→大平山→譲葉山→岩倉山→宝塚駅
【参加人数】2人
【天気】晴れ(神戸の気温:最高22度、最低14度)
大会参加者の8割が完走しているし、エスケープルートが複数あるから大丈夫とのことで、参加表明してしまった今回の企画。しかし、色々調べるとかなり厳しそう。距離が長いだけではなく、登りは合計で3,000mを超えているし、YAMAPのタイムは約20時間(大会の制限時間は17時間)。どちらも未経験。やばい。不安しかない。
始発電車がスタートの須磨浦公園駅に着くのは5時29分。ゴールの宝塚駅からホテルへ帰る最終電車の時刻は23時10分。はたして17時間半でたどり着けるのか。
当日の天気予報は晴れ。雨の心配はないのでカッパは置いていく。お風呂に入る時間もないと思い、着替えなども持って行かないことに。荷物は極力軽くしたい。
当日、新開地駅のホームでOさんと合流できた。ほかにも登山客らしき人が何人かいる。
電車の中でアミノ酸をチャージ。どうか無事にゴールできますように。
5:29 須磨浦公園駅(すまうらこうえんえき)13.7m
スタートするとちょうど朝日が昇ってきた。もちろん写真を撮る。が、今日は写真を撮る余裕はないと気づく。
ロープウェイの駅までは階段が続く。最初は緩やかな幅の広い階段だが、すぐに暑くなり上着を脱いだ。
5:57 鉢伏山(はちぶせやま)260m
本日1つ目の山。山というよりは公園。山頂標がなければ気づかない。
6:03 旗振山(はたふりやま)252.6m
ここも山頂標がなければただの通り道。だが海が望めて茶屋もある。
6:14 鉄拐山(てっかいさん)234m
登らないルートもあるが、登ってみる。景色がいい。須磨浦の海が見下ろせる。
6:27 高倉山(たかくらやま)295.1m
ここも山頂がどこか分からない。茶屋がありその上が展望台になっているが、ここはスルー。鉄製の階段で山を下り、団地の商店街を歩く。途中すれ違った高齢者たちはこの辺の住民なのかも。
次に登るのは拇尾山。須磨浦公園のとは比べ物にならないくらい急で段差も大きい階段が現れた。400段くらいあるらしい。きつい。木陰もない。まだ涼しい時間帯でよかった。
6:51 拇尾山(とがのおやま)274m
7:07 横尾山(よこおやま)312m
7:24 馬の背(うまのせ)
須磨アルプスのハイライトらしい。想像していたより危険な感じではない。距離もそれほど長くない。
7:30 東山(ひがしやま)253m
やっと登ったと思ったらまた下って街中へ。どの山も標高は低いが登りも下りも急だ。ここも標高60mくらいまで下る。
8:40 高取山西峰(たかとりさん)312.8m
まだスタートして3時間なのに明らかに疲れている。耳がつまってきた。ペース配分がわからない。この先が思いやられる。
9:01 月見茶屋(つきみちゃや)277m
3匹の猫がお出迎え。しかも触らせてくれる。調べるとこの茶屋は昨年閉店したが、餃子が食べられることで有名だったようだ。
そしてまた住宅街に出る。街中の舗装路も意外とアップダウンがある。日差しも強くなってきた。
「六甲全山縦走路」の道案内は街中でも要所要所にあるので、見落とさなければ迷わないだろう。
9:52 鵯越駅(ひよどりごええき)134m
次の菊水山はかなりきついらしいので、駅前の自動販売機で水分補給し、靴に入ったゴミを取り除く。
本格的な登山道に入るまでは涼しげな川沿いを歩く。キャニオニングしたい。
白っぽいタンポポが咲いていて、前を行くランナーが写真を撮っていた。私は写真を撮る余裕はないので、心のシャッターに収める。
いよいよ菊水山の登りが始まる。拇尾山の階段も大変だったが、疲れが溜まった状態でさらに距離もある。これはきつい。本当にきつい。まさに階段地獄。
膝の内側の筋肉(おそらく大腿四頭筋の内側広筋)に負荷かかかっているのがわかる。左のそれが痛くなってきた。そして右も。すれ違えるポイントで一旦休憩。するとその筋肉が収縮し膝が曲らなくなった。しかも両脚。これはやばい。Oさんから即効性があるという薬をもらい飲む。しばらくすると収縮は収まり膝が曲げられるようになった。だがすぐにまたなりそうな予感。結局この場所で10分ほど休憩し、何人もの登山者を見送る。挨拶さえエネルギーを使う。
ストックを出し、歩き出すところで後ろを振り返る。神戸ポートタワーが見えた。景色の良い場所だった。独占してしまってごめんなさい。
11:04 菊水山(きくすいやま)458.8m
何とか山頂に到着。到着後またすぐに膝が固まった。ストックに体重を預けないと立っていられない。座ろうにも膝が曲がらないので、ただ収まるのを待つ。
こんなに苦労して登った菊水山なのに、山頂には登山者らしからぬ人もちらほら。涼しい顔で景色を楽しんでいる。どうやら簡単に登れる道もあるらしい。なんかくやしい。
ここでおにぎりを食べるが美味しくない。むしろまずい。やはり潔くゼリー飲料だけにしておくべきだった。
休むだけで景色を堪能することなく次の鍋蓋山へ出発。また200mほど下る。下りはどうにか大丈夫そう。吊り橋を渡ると登りが始まる。階段ではないのでまだいいが、やはり疲労は隠せない。全然前に進まない。今度は足の裏がつりそう。でも大丈夫。これはよくあること。
12:43 鍋蓋山(なべぶたやま)486.1m
山頂に着いた途端、また膝の筋肉が収縮しその場に立ち尽くす。止まるのもよくないのかも。
13:39 大龍寺(たいりゅうじ)340m
突然立派な門が登場。本堂はどこにあるのだろうか。
ここにある自動販売機で水を2本購入。冷たい水がうまい。
13:54 市ケ原/桜茶屋(さくらちゃや)253m
河原で水遊びやバーベキュー、昼寝をする人々。うらやましい。
16:16 摩耶山(まやさん)702m
長かった。登りたいのに(登りたくないけど)なかなか登らせてくれない。また下るの?下った分登りが増える!と何度も思いながらようやく到着。でも、正確には私は頂上には行っていない。横を通っただけ(Oさんは登っています)。ほかにもこのルートでは通過する山も頂上までは行かないところがいくつかある。六甲山もしかり。
16:20 掬星台(きくせいだい)690m
私はここで下山することに決める。標準時間で歩けば宝塚駅の終電には間に合うが、その自信はない。下りだけならどうにかなりそうだが、もう登れない。脚は痛くないけど、もう力が出ない。
Oさん、ここまで同行してくれてありがとうございました。
以上、ここまでは私Fが担当しました。
ここから先は見事完走されたOさんのブログをご覧ください。