主な活動場所
登山  
 春秋冬:首都圏近郊の山 
 夏  :日本アルプス、東北の山

定例会
 月一回 : 文京区内施設

 妙義山

2019-11-10
■日程:11月10日(日)日帰り 天気/晴れ
■行程:松井田駅(タクシー)→登山道入口→石門登山口→石門巡り→中間道→登山道入口→妙義ふれあいプラザもみじの湯(タクシー)→松井田駅
■登山レベル:中級
■コースタイム:4時間30分
■参加:2名
■温泉:もみじの湯
妙義山は日本二百名山の一つで、奇岩や岩峰が連なる様相が特徴的で日本三大奇景に選ばれています。
一般登山者向けの中間道コースと、滑落事故が毎年起きるという上級者向け最難関の表妙義縦走ルートに分かれており、登山者に人気がある山です。
秋は紅葉の名所としても有名で、奇岩と紅葉が織りなすコントラストは圧巻。今回はそんな魅力あふれる妙義山にTリーダーと行ってきました。
高崎駅で待ち合わせをし、最寄りの松井田駅からはタクシーで移動します。タクシー運転手さんが「今年の紅葉は綺麗ではない。いつもはもっと赤くなるのに、もう茶色くなってしまっているところもある。」とご不満の意見でしたが、窓ごしに見える青い空と色づいた妙義山は、都会から来た私たちのテンションをあげるには十分でした。
タクシーから降り、登山道入口からスタート。いきなり「クマ出没注意」の看板に、Tリーダーが写真をパチリ。出会いませんように・・・と祈りながらゆっくりと登っていきます。
一本杉を通り、車道をほどなく歩くと石門群登山道に入ります。妙義山の全容が見え、「この山に登りますよー!」という写真をお互いに取り合って、気合を入れ合いました。



入るとすぐに岩場がお出迎えしてくれ、お楽しみの鎖場が始まります。北アルプスのどこかの山と同じ「かにの横ばい」という名前が恐怖心をそそりましたが、何も考えるのを止めて前進することにします。
Tリーダーが先に進むのを見てワクワクし、どのように足を運ぶのかを見もせず写真を撮りまくってしまいました(笑)。実際、きちんと足場が整備されており、一歩一歩を確実に踏めば危険な箇所はなかったような気がします。ふと遠くに目をやると「あー結構高いなぁ~。」と気づかされてしまい、ちょっと怖いかもと思ったりもしました。
しかし、飄々と楽しそうに挑んでいた様子をTリーダーは見守っていてくれて、「楽しそうだねー。劔や穂高もきっと大丈夫だよ!」とお墨付きを頂けたのは、この山行で一番嬉しかったことです。
この鎖場と紅葉をもとめて、多くの登山者が入山しており、鎖場は混雑していました。「たてばり」で登り、「つるべさがり」で降りようとすると、「つるべさかり」を登ってくる男性がいました。ここには2本鎖があり、Tリーダーが降りきってから下ろうと待っていたので、男性に「待ってください。」と声掛けをしましたが、「どいてくれ。さがってくれ。」と男性が強硬的に登ってきました。後ろを見ると後を登ってきている人たちが約6人おり、一つの鎖に2人捕まっているという大渋滞。またこの場に一人しか立っていられないような狭さで、立ち往生していました。
しかしながら、無理に登ってきた男性が「たてばり」に人が沢山いるのを見て、断念して鎖場をおりて行き、状況は収まったのですが、「すれ違いには注意!」であり、山のマナーを守らないのはとても危険だと感じました。

第4石門に出るとそこは広場となっており、たくさんの人が昼食をとっていました。私たちもここで昼休憩をします。
第4石門は一番大きな石門で自然のスケールの大きさを感じ取れます。また、紅葉とのコントラストが美しく、思わず「恰好いい!」言ってしまうほどでした。石門へ向かう階段を上ると名物の一つである大砲岩と一緒に見ることができ、素晴らしい景色でした。

この階段を抜け、高低差のある道を行くと、今度は日暮の景に到着です。妙義山の様々は岩峰を一望でき、日が暮れるまで見ていたいという景色というネーミング通り、まさに絶景でした。



ここから10分程歩くと、妙義のメインイベント(?)である天狗の評定、ゆるき岩、大砲岩、胎内くぐりです。怖くて動けなくなっている人たちを傍らに、私たちはひょいひょいと登ってきました。大砲岩で立ち上がった際には少し恐怖がありましたが、爽快感の方が勝り最高でした。

下りは四阿から車道に向かって下がり、もみじの湯を浴びてからの帰宅となりました。松井田駅からは1時間に1-2本しか電車がないため、先に移動し大宮にて夕食。登山の帰りとは思えないワインのお店で打ち上げし、終了となりました。
リーダーのTさん、大変楽しい山行でした。またご一緒できることを楽しみにしております。ありがとうございました。