立山・薬師岳 テント泊縦走
2019-07-31
1.実行程
7/24(水)22:30発 室堂行き高速バス
7/25(木)7:00着 室堂→雷鳥沢キャンプ場(荷物デポ)10:00発→一ノ越→雄山→大汝山→富士ノ折立→大走り→雷鳥沢キャンプ場で、Sさん合流。みんなで夕食→雷鳥沢ヒュッテで日帰り入浴/泊 (CT:7.0時間)
7/26(金)雷鳥沢キャンプ場(05:30)→室堂→室堂山→龍王岳→獅子岳→ザラ峠→五色ヶ原キャンプ場(CT:8.5時間)
7/27(土)五色ヶ原(5:00発→越中沢岳→スゴノ頭→スゴ乗越キャンプ場(CT:7.25時間)
7/28(日)スゴ乗越キャンプ場(5:17)→間山→北薬師岳→薬師岳→薬師峠キャンプ場(CT:7.25時間)
◎7/29(月)薬薬師峠キャンプ場(05:00発折立→タクシー→温泉(入浴)→タクシー→富山駅(CT:3.15時間)
CTには、休憩を含んだ時間を記載
2.主なエピソード
(1)7/25(木)
深夜バスを下車する、朝の陽光に照らされた雪渓を抱いた雄大な立山の山々が広がり、これから始まる縦走山行に期待が高まりました。玉殿湧水で、翌朝まで必要な水を3ℓほど調達し、各自のザックはこの山行の中で最重量20kg近くに!!キャンプ場までは、大汝山、雄山、富士の折立の立山三山を背景にミクリガ池を右手に見ながら、美しさに心躍らせながら進みました。テーブルが近くにある場所に3張テント設営。午後にテント場で集合するSさんに我らのテント場写真を送り、朝食をとってから、荷物デポして、立山三山へ。
○雄山 一ノ越までは、チングルマ、キンポウゲ、ミヤマキンバイ、イワカガミ、コバイケイソウなどの高山植物が咲き誇る整備されたハイキングコースを歩きました。Mリーダーは、その都度、植物図鑑で解説してくれるので、楽しい学びの場になりました。雄山は、小学生、外国人観光客で溢れた賑やかな山でした。雄山神社でお祓いをしてもらい、山行の天候、安全を祈りました。
○大汝山で、遅めのランチを食べ、富士ノ折立へ。このあたりは人もおらず、静かな山歩き。富士ノ折立は、岩登りでやや滑落注意する場所があるみたいで登らない方も多いみたいでした。我らはMリーダーの誘導でしっかり登頂。立山三山制覇できました!
○富士ノ折立から真砂山へは右手に内蔵助氷河、足元にはタテヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、ハクサンイチゲ、しゃくなげなども咲き、昨日まで都会の雑踏にいたのが幻だったのかなと感じるほどの、異空間が広がります。ガスが発生してきたので、別山に行かず、大走り経由で雪渓を踏みながらキャンプ場に17時に戻りました。
Sさんは、我らの帰りを待ちながらお茶はしていたようですが、到着が遅れたため、我らが到着した時には、すでに入浴中でした(涙)風呂から戻ったSさんと合流し、4人で夕食タイム。各自、軽量化した食材を調理する中、キャベツ1/2カット、やや過多な量の調味料を広げなかなか調理が終わらないMリーダーに、一同苦笑!!
(2)7/26(金)
雷鳥沢キャンプ場0500発の予定がYシーまさかの寝坊で0530出発に。
○テント装備のザックの重さにヒーコラしながら、快晴の下、高山植物が咲き誇る比較的歩きやすい登山道を進み、室堂山へ。
○室堂山から浄土山、龍王岳へ。この道で、雷鳥に二回出会えました。1回目は雷鳥オス。ハイマツに馴染んでるためなかなか気づきにくいです。目を凝らして見つけます。2回目はハイマツの下などに隠れている雷鳥の親子連れ。雛鳥が可愛らしかったです。足元にはヨツバシオガマ、クロユリ、 クルマユリ、イワイチョウ、ツガザクラなどたくさん咲いていました。
○龍王岳→獅子岳までは急坂。やや残雪もあり注意深く降り、上ります。獅子岳山頂からは、黒部ダム、五郎、赤牛などの山々など絶景を楽しみました。
○獅子岳からザラ峠までの道からは、可愛らしい五色ヶ原山荘の姿が大きくなる様子が感じられます。標高差もあり、かなり集中力を使って下り、五色ヶ原キャンプ場までは、最後の登りを頑張ります!!
○五色ヶ原キャンプ場は、花が咲き誇り遠くに槍ヶ岳を見渡せる楽園のような場所でした。早速テントを張り、夕飯までまったりカフェタイム。Sさんが、人気の調理器具メスティンでポップコーンを作って振舞ってくれました!!香ばしい香り、パンパンと焼きあがる音、チーズペッパーのポップコーンの美味しさ、仲間と暮れ行く山々を眺めるゆったりとした楽しい時間は最高です(*^◯^*)
夕日に照らされた槍ヶ岳は、雄々しく美しかったです。
(3)7/27(土)
五色ヶ原キャンプ場を早朝に立ち、サクサク歩き鳶山へ。越中沢岳→スゴノ頭まで、のぼり下りを繰り返します。この登山道の魅力は、振り返ると歩いてきた道を見て、目の前には、これから歩く道を眺めらるところです。あの頂きから歩いてきたのだと皆で感慨深い気持ちに浸りました。岩が大きく、下るときにテント装備の重量ザックが、揺り戻され、かなり歩くのがしんどかったです。通常時とテンパク縦走装備では、体への負担の大きさに、違いがあることを痛感しました。スゴ頭あたりから、雲行きが怪しくなり、急いでスゴ乗キャンプ場を目指しました。到着時に雨が降り出し、急ぎテント設営し、小屋でランチ。この日は、午後から翌朝まで豪雨だったため、それぞれテント内でゆったり過ごしました。
7/28(日)早朝に立ち、いよいよ薬師岳へ!!この縦走中、もっとも過酷な山歩きでした。標高600メートルほど、雨が降りつける中、ややガレた岩稜を重いザックで皆、集中しながら黙々と登りました。Mリーダーがこまやかに我々を気遣ってくれる姿に励まされ、無事薬師岳登頂。カスカスの山頂は何もみえず、雨で体も冷えているため、写真撮影し、すぐに下山。激しい雨のため、薬師岳キャンプ場でテントを張るか、折立まで一気に下り富山駅付近のビジホに宿泊するか議論しながら登山道を下っていると、薬師岳山荘に到着。山荘のバルコニーで持参した昼飯を食べていると晴れ間が見え始めたため、予定通り薬師峠キャンプ場へ。
各自テントを張り、太郎小屋に出かけ、乾杯!!太郎小屋まで戻り、最後の晩餐。長期縦走が、間もなくおわる一抹の寂しさと安堵を胸にいだきながら、パーティの一体感を感じる夜でした。
◎7/29(月)薬薬師峠キャンプ場を後に
折立へ。呼んでおいたタクシーに乗車し、入浴、富山駅へ。駅近の寿司屋で、富山湾の地元ネタを堪能しました。
長期テント泊縦走のため、持ち物、ルートなど、事前準備を入念に確認しあう時間を設けてくださったおかげで、安全に、楽しい山行ができました。
入念な事前準備、相談、山行中のリードなどリーダーには、ひたすら感謝です!!また長い時間一緒に楽しい時間を共有してくださったパーティの皆様ありがとうございました!!
7/24(水)22:30発 室堂行き高速バス
7/25(木)7:00着 室堂→雷鳥沢キャンプ場(荷物デポ)10:00発→一ノ越→雄山→大汝山→富士ノ折立→大走り→雷鳥沢キャンプ場で、Sさん合流。みんなで夕食→雷鳥沢ヒュッテで日帰り入浴/泊 (CT:7.0時間)
7/26(金)雷鳥沢キャンプ場(05:30)→室堂→室堂山→龍王岳→獅子岳→ザラ峠→五色ヶ原キャンプ場(CT:8.5時間)
7/27(土)五色ヶ原(5:00発→越中沢岳→スゴノ頭→スゴ乗越キャンプ場(CT:7.25時間)
7/28(日)スゴ乗越キャンプ場(5:17)→間山→北薬師岳→薬師岳→薬師峠キャンプ場(CT:7.25時間)
◎7/29(月)薬薬師峠キャンプ場(05:00発折立→タクシー→温泉(入浴)→タクシー→富山駅(CT:3.15時間)
CTには、休憩を含んだ時間を記載
2.主なエピソード
(1)7/25(木)
深夜バスを下車する、朝の陽光に照らされた雪渓を抱いた雄大な立山の山々が広がり、これから始まる縦走山行に期待が高まりました。玉殿湧水で、翌朝まで必要な水を3ℓほど調達し、各自のザックはこの山行の中で最重量20kg近くに!!キャンプ場までは、大汝山、雄山、富士の折立の立山三山を背景にミクリガ池を右手に見ながら、美しさに心躍らせながら進みました。テーブルが近くにある場所に3張テント設営。午後にテント場で集合するSさんに我らのテント場写真を送り、朝食をとってから、荷物デポして、立山三山へ。
○雄山 一ノ越までは、チングルマ、キンポウゲ、ミヤマキンバイ、イワカガミ、コバイケイソウなどの高山植物が咲き誇る整備されたハイキングコースを歩きました。Mリーダーは、その都度、植物図鑑で解説してくれるので、楽しい学びの場になりました。雄山は、小学生、外国人観光客で溢れた賑やかな山でした。雄山神社でお祓いをしてもらい、山行の天候、安全を祈りました。
○大汝山で、遅めのランチを食べ、富士ノ折立へ。このあたりは人もおらず、静かな山歩き。富士ノ折立は、岩登りでやや滑落注意する場所があるみたいで登らない方も多いみたいでした。我らはMリーダーの誘導でしっかり登頂。立山三山制覇できました!
○富士ノ折立から真砂山へは右手に内蔵助氷河、足元にはタテヤマリンドウ、ミヤマリンドウ、ハクサンイチゲ、しゃくなげなども咲き、昨日まで都会の雑踏にいたのが幻だったのかなと感じるほどの、異空間が広がります。ガスが発生してきたので、別山に行かず、大走り経由で雪渓を踏みながらキャンプ場に17時に戻りました。
Sさんは、我らの帰りを待ちながらお茶はしていたようですが、到着が遅れたため、我らが到着した時には、すでに入浴中でした(涙)風呂から戻ったSさんと合流し、4人で夕食タイム。各自、軽量化した食材を調理する中、キャベツ1/2カット、やや過多な量の調味料を広げなかなか調理が終わらないMリーダーに、一同苦笑!!
(2)7/26(金)
雷鳥沢キャンプ場0500発の予定がYシーまさかの寝坊で0530出発に。
○テント装備のザックの重さにヒーコラしながら、快晴の下、高山植物が咲き誇る比較的歩きやすい登山道を進み、室堂山へ。
○室堂山から浄土山、龍王岳へ。この道で、雷鳥に二回出会えました。1回目は雷鳥オス。ハイマツに馴染んでるためなかなか気づきにくいです。目を凝らして見つけます。2回目はハイマツの下などに隠れている雷鳥の親子連れ。雛鳥が可愛らしかったです。足元にはヨツバシオガマ、クロユリ、 クルマユリ、イワイチョウ、ツガザクラなどたくさん咲いていました。
○龍王岳→獅子岳までは急坂。やや残雪もあり注意深く降り、上ります。獅子岳山頂からは、黒部ダム、五郎、赤牛などの山々など絶景を楽しみました。
○獅子岳からザラ峠までの道からは、可愛らしい五色ヶ原山荘の姿が大きくなる様子が感じられます。標高差もあり、かなり集中力を使って下り、五色ヶ原キャンプ場までは、最後の登りを頑張ります!!
○五色ヶ原キャンプ場は、花が咲き誇り遠くに槍ヶ岳を見渡せる楽園のような場所でした。早速テントを張り、夕飯までまったりカフェタイム。Sさんが、人気の調理器具メスティンでポップコーンを作って振舞ってくれました!!香ばしい香り、パンパンと焼きあがる音、チーズペッパーのポップコーンの美味しさ、仲間と暮れ行く山々を眺めるゆったりとした楽しい時間は最高です(*^◯^*)
夕日に照らされた槍ヶ岳は、雄々しく美しかったです。
(3)7/27(土)
五色ヶ原キャンプ場を早朝に立ち、サクサク歩き鳶山へ。越中沢岳→スゴノ頭まで、のぼり下りを繰り返します。この登山道の魅力は、振り返ると歩いてきた道を見て、目の前には、これから歩く道を眺めらるところです。あの頂きから歩いてきたのだと皆で感慨深い気持ちに浸りました。岩が大きく、下るときにテント装備の重量ザックが、揺り戻され、かなり歩くのがしんどかったです。通常時とテンパク縦走装備では、体への負担の大きさに、違いがあることを痛感しました。スゴ頭あたりから、雲行きが怪しくなり、急いでスゴ乗キャンプ場を目指しました。到着時に雨が降り出し、急ぎテント設営し、小屋でランチ。この日は、午後から翌朝まで豪雨だったため、それぞれテント内でゆったり過ごしました。
7/28(日)早朝に立ち、いよいよ薬師岳へ!!この縦走中、もっとも過酷な山歩きでした。標高600メートルほど、雨が降りつける中、ややガレた岩稜を重いザックで皆、集中しながら黙々と登りました。Mリーダーがこまやかに我々を気遣ってくれる姿に励まされ、無事薬師岳登頂。カスカスの山頂は何もみえず、雨で体も冷えているため、写真撮影し、すぐに下山。激しい雨のため、薬師岳キャンプ場でテントを張るか、折立まで一気に下り富山駅付近のビジホに宿泊するか議論しながら登山道を下っていると、薬師岳山荘に到着。山荘のバルコニーで持参した昼飯を食べていると晴れ間が見え始めたため、予定通り薬師峠キャンプ場へ。
各自テントを張り、太郎小屋に出かけ、乾杯!!太郎小屋まで戻り、最後の晩餐。長期縦走が、間もなくおわる一抹の寂しさと安堵を胸にいだきながら、パーティの一体感を感じる夜でした。
◎7/29(月)薬薬師峠キャンプ場を後に
折立へ。呼んでおいたタクシーに乗車し、入浴、富山駅へ。駅近の寿司屋で、富山湾の地元ネタを堪能しました。
長期テント泊縦走のため、持ち物、ルートなど、事前準備を入念に確認しあう時間を設けてくださったおかげで、安全に、楽しい山行ができました。
入念な事前準備、相談、山行中のリードなどリーダーには、ひたすら感謝です!!また長い時間一緒に楽しい時間を共有してくださったパーティの皆様ありがとうございました!!