「オンラインマイナンバーカード」の導入についての感想

オンラインマイナンバーカード「」の導入についての感想

この春からマイナンバーカード資格確認の運用開始に伴い、すべての医療関係機関がその導入をしなければ
ならなくなった。実際にやってみて初めは大変苦労した。


　厚労省のパンフレットにある QR コードから入ってみたが、うまくいかずに パソコンから操作をしてみた。少しやり続けていくと要領が分かってきて、徐々に進められるようになっていった。
　
　手順書・マニュアルというものがあるが、実際には煩雑でうまく使いこなせなかった。しかも膨大な量で自分のやりたいことがどこにあるかを探すのも苦労であった。それにはすべてが舌を
噛みそうな名称の羅列があり、操作をより難解なものにしている感がある。いかにも役人が作ったと思われる内容だ。

　パソコンやスマホに慣れてるなら作業はさほど難しくはないかもしれないが、年配のアナログ人間には相当難儀な事だと思う。当会の人ではないが知り合いのマッサージ院経営者は、自分では出来ず
に知り合いの若者に頼んだそうだが、その人も苦戦していたと語った。

　小さな医院の開業医は年配の先生が多いので、こんな面倒な事をやるくらいならと閉院したと聞く。そもそもこの度のシステム導入には、基本的に PC、スマートフォン、タブレットのいずれかが
無いと出来ないわけで、ない人は購入しろという無茶な話である。41,000 円を上限に支援するというが、今時そんな額では何も買えない。

しかし新しいシステム導入には誰かが犠牲になったり、何かに合わせていくしかない状況があることは理解しているものの、今までの紙の保険証で間に合っていたのになぜ廃止するのか納得がいかない。

「こんな面倒な事を医療関係者にやらせるのか」というのが、正直感想である。


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