『肩こりの真実　医学界に「こり」という症状はない、MRIでも変化なし

鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の団体であります。
貴社が2021年10月11日にNEWSポストセブンに)配信した記事についてのご意見と要望を申し上げます。



１．『肩こりの真実　医学界に「こり」という症状はないMRIでも変化なし』の記事の内容でありましたが、いちじるしく事実誤認があります。
マッサージについて
①患部に「触れる」「摩る」「揉む」という事に関しては非常に奥が深く様々な手技があり一言でマッサージと言っても、行い方ひとつで全く異なるものになるという点をまずご認識ください。
②科学的メカニズム、有効な点や副作用なども含め私たち国家資格を持つあんまマッサージ指圧師は専門学校にて3年間西洋医学の教授等からもしっかり教わって居ります。
③脳卒中等におきましては西洋医学のリハビリの現場等でも、マッサージは必要不可欠な無くてはならないリハビリのひとつです。それをあたかも副作用のみを捉え、根本的な解決にならないと一面だけ捉えマッサージを頭から否定する内容は不安を煽るばかりか「マッサージは一切良くない」と誤認させてしまう懸念があると思われます。

２．記事：マッサージは意味がないどころか有害ですらあり得る行為だと専門家はいう。
新潟大学名誉教授岡田正彦医師の説明において
①マッサージは効果がなく有害と断定されることはマッサージによって傷病を回復された患者、国及びあん摩マッサージ指圧師を侮辱する事になります。
有害に遭遇された方の実情をお示しいただきたい。
②無資格で行える整体等の店があり、それらの商魂甚だしいのが次から次へと出ている点も事実であり、岡田医師のおっしゃることもわかります。
③あんまマッサージ指圧師は医療としてマッサージを業としています。この事を忘れないで頂ければ嬉しく思います。そして、我々にご助言等がある時は、是非、直接頂ければ幸いに思います。

以上誤認と思われるところをご指摘させていただきましたので、令和3年12月20日までにご回答の程よろしくお願いします。