ストリングのお話。　

確か読んだ記事は「テニスの科学」なる本だったかな？
ストリングの素材を比較したデーターで面白い記事があった。　ストリングの伸縮の話である。　ボールが当たるとストリングは伸びる。　そして縮み、この力がボールに伝わる。　いわゆる、飛びと、柔らかさってことでしょうか？　これをナチュラル、ナイロン（モノ）、ポリエステル（モノ）で比べた場合、以外にもナチュラル、ポリ、ナイロンの順で伸びるそうです。　ナイロンが一番伸びないのね。　私はナイロン（モノ）を張ると、ポリより硬く感じていましたが、これで納得です。　ナイロン１．３０とポリ１．２３を比べるわけですから、顕著に感じるはずです。　では、なぜポリは飛ばないと言われるのか。　それは、時間（使用頻度）による伸縮のロスが一番激しいからなのです。　ポリは丈夫で切れない。　ゆえに長く使い続けるわけですが、伸びきったまま収縮しない糸で打っていることになります。　スプリングで想像するとわかりやすいかな？　引っ張りすぎると元の位置まで縮まなくなるでしょ？　そりゃ、飛ばないし、衝撃吸収するわけないよね？　切れないだけでその寿命はナイロンより短いわけです。　もっとも、ストリング名は公開されていないし、最近のポリはいろんな素材が使われているし、ナイロンもマルチストリングだとまた話が変わってきますね。　とにかく、ストリングは切れなくても寿命があるっとことです。　利き腕に違和感のある方、ストリング張り替えてますか？