秋まっしぐらです

2015-10-09
久しぶりのブログ更新です。

海外出張後、体調を崩して、ぼけっとしていました。

師父曰く、長距離の移動は当然ながら磁場が変わる。体力を使うよ。

ですので、時差が2時間半、赤道の方まで行って、毎日の移動が6時間以上であればそりゃ疲れもします。


赤道の方だと、四季と言う感覚が無いです。

あるよ!と言われそうですが、私の感覚では無い。


私の訪ねた国は圧倒的に力強い緑のチカラのある所でした。
太陽と雨と大地のチカラ。

中華と言う枠とは全く違う文化体系です。
日本は中華文化体系に当てはまりそうですが、私は中華文化の起源たる『洛河文化』で身体を治し、過ごしてきたので、全く別物であると断言できます。体感によるものです。

日本は八百万の神の国(自然界の全てに価値と意味がある)の世界
自然を恐れ、敬う世界

中国の場合は天を友として、自然をわがものにする世界
例えば風水

日本は上手に自然と向き合う為、当時の科学力が凄かった唐・隋を勉強して、自分達が欲しい科学や文化を吸収・変節して取り込んでいったのでしょう。

と言う分けで、根っこが違う部分がありますから、当然ながらコミュニケーションの中で誤解が生まれたり、互いに理解し合うまで時間が掛かる事が多々あります。
しかし、それでも、共通言語たる『漢字文化』と『唐・隋』の文化で解り会えることが沢山あるのですね。


特に、四季・春夏秋冬の概念。生活のリズムの取り方、暦などなどが圧倒的に他の国や他の文化圏よりも中国に近く日本は過ごしてきたと思います。


開国によって、西洋の文化を一斉に取り入れ、一度は沢山の習わしを捨てたり封印しましたが、いつの間にか見直しが始まっています。それは、勉強しなおすと言うより、掘り起こすと言う感覚だと思います。


一方、私が訪ねたインド文化圏は全く生活の体系が違います。
医療の概念はやはりその地域の自然に連なるのでしょう。食もそうですし、学習も、住居も、衣服も、文字も。当然ながら文化概念は違います。

そう言う違った文化体系、違った科学体系から生まれた健康法は私達が求める太極拳や漢方の世界とは違います。似ている様で、齟齬があります。

似ているのは人体に対するアプローチだから。でも、積み上げ型が違えば、出来上がるものは別物。

従って、混在させることはダメです。



太極拳にヨガの技術を取り入れる、と言うのは無理です。
ヨガはヨガで楽しみましょう。インチキだったら数千年の歴史となりませんから。
漢方も同じです。

自分が心から納得できる事に時間を当てる事が大事です。
四季は毎年巡りますが、自身が体験できる四季の回数には限界があります。

そして、体験した素晴らしさを次の世代に伝える努力をしていきたいものです。


塚本