洛陽合宿
2014-12-02
最初に驚いたのは洛陽に降り立った時の白く霞んでいる景色です。歴史ある町のミステリアスな雰囲気を増幅させていました。初日から参加したので観光地にも行きましたが、景色はずっと練習場のあるところと同じような、建物が少なく、広い道路がある感じです。一方、町の中心部は都会です。買い出しに行ったカルフール周辺は大きい建物がたくさんあり、人も多く賑やかです。それでも歴史的な建物は残っていて、「九朝の古都」を感じることもできました。町は小さ目で、車で15分走ればまたあの感じになるという印象ですが、田舎でゆっくり生活しながらもすぐに町に出られるという便利さは、ある意味では理想的な環境かもしれません。二日目の陳家溝までの道のりはとてつもない田舎でした。山はありませんでしたが、忍者の山里にでも行くのかという、逆に期待が増すような感覚を覚えました。到着するとやはり町全体から受ける印象は強烈に武術の町そのものでした。この雰囲気自体がやはり価値のあるものだと感じ、大切に守っていくべきものではないかと考えました。伝統を継承するためには、技だけでなく環境も継承する必要があるかもしれません。その環境が残っているからこそ、技も残せていくという部分もあるのではないかと思います。次回訪れた際もこの雰囲気を感じ刺激を受けたいです。