初めての洛陽合宿の思い出

2014-11-28
初めての合宿に参加しました。
色んなことが初めての体験で印象深く、これを簡潔にまとめることは非常に難しく、まだ頭の中が整理できずにいます。
金曜日の夜から日曜日の夜まででしたが、この長いとも言え、短いとも言える時間は、始めて体験する貴重なものでした。何しろ太極拳のことしか考えない、見ない、話さない、聞かない、触れない、のですから。濃厚です。
始めて洛陽の师傅の武館にお邪魔して、太極拳の練習を置いておくと、やはり心に残ったのは师傅、师娘の素晴らしいお人柄です。
师傅は練習の時以外は、とてもにこやかで、武術の達人とは思えない優しい表情です。师娘は陳家溝を訪れた際、武術学校の練習を見ながら練習のやり方について色々と教えて頂きました。
それにしても、始めて見る师傅の技は凄いものでした。「吹っ飛ばされる」と言うのを体の感覚として始めて感じました。勿論、思い切り手加減をされているでしょうから、本気を出されたらと思うと背筋が凍る思いがします。
また、劉老师、呉老师の演武は言葉にはできません。何を語っても陳腐になってしまうでしょう。本物を目にする以外これを実感することはできないでしょう。
練習は土曜日陳家溝訪問もあったため(加えて小生寝坊してしまいました)、朝方の練習のみでしたが、日曜日は朝飯前、午前中、午後、とそれぞれ1時間半、4時間(!)、2時間、合計7時間は練習していたことになります。当日は体は何ともなく、まだ気が張っているから何も感じないだけで翌日にドッと疲れがくるのでは、と警戒していましたが、何もなく今日に至っています。単に体を動かすだけでなく、あのような環境で心が集中できていたことが良かったのかも知れません。
陳家溝訪問も今回楽しみにしていた一つでした。あの陳王廷師の像や、博物館前の巨大は太極マークは、色んなメディアに出ているのを見て一回目にしたいと思っていたので、非常に感動しました。また機会があれば行ってみたいと思います。
養芯会の仲間との練習、そして練習の後いくら語っても尽きることなく、白酒の瓶だけが空いていく、と言う楽しい時間、よい思い出です。

今回の合宿の自分の中での成果は、师傅、师娘にお会いでき、洛陽の雰囲気を肌で感じ、太極拳の仲間と濃厚な時間をすごし、陳家溝に行って、と書いていくと、合宿であった全ての事(寝坊も含めて)が、もうこれ以上凝縮できない、これ以上煮詰めることの出来ない濃厚なエッセンスであったように思います。
こうやって書いていくともうこのまま昇天してもいい!とさえ感じます。
明日の練習は心落ち着けて臨みたいと思います。

そして、最後になりましたが、このような機会を与えてくださった塚本先生に感謝いたします。
有難うございました。

末田