主な活動場所
石田仮設グランド・小栗栖宮山小グランド・京都工学院高校グランド

 第24号「集中力は時間の管理」

2023-11-10

「集中しようや!」その意味を分解してみよう。


学校でも、家でも、グランドでも。

いつも注意される事のひとつが

「集中できてないよ」

「集中してやろう!」

という言葉。



人生においてもとても大事な事の一つ。


それが

☆集中力☆



集中力の高い人はもの覚えが速い。

集中力の高い人は自分の力をいつも最大限に発揮する。

だから

集中力の高い人の方がいい。

いいね。集中力ある人。カッコいいよな。



集中するためのコツを

今日は紹介します。



キーワードは


「時間」。



今日はその「時間」

についてちょっと考えてみましょう。






地球に生まれた人は

24時間というサイクルの中で生きています。

これはみんな一緒。

全人類共通の「24時間」、

1日を24に分けて生きてます。



この24時間

これを今読んでる君は

何にどれくらい使ってますか?



ここにヒントが隠されています。



「24時間を整理整頓してみよう」



人にはみんな


「課題」や「目標」があります。



コーチ陣にだって、

保護者の皆様にも

いつも課題と目標があります。

「料理うまくなりたいなー」とか

「ちゃんと遅刻しないようにしよう」とか

「課題を克服」したり、「目標を達成」していく。


みんなも自然とそんな日々を送ってる。



もちろん、「映画を見る時間」や「ゲームの時間」

「睡眠」や「食事」

「トイレ」「移動」

と言った課題と目標とは違う時間も

その24時間の中にあります。



一度、君の1日を思い出してみてください。



ラグビーの上達のために何分、

練習時間以外で使っていますか?



楽しい時間はどれくらい使っていますか?

スマホで動画を見ている時間はどうですか?


なんとなくですが

わかりますよね?


「課題の克服」や「目標の達成」のための時間。


この時間が長い人は

その解決や目標への達成

できるのが早くなる。

それはわかりますよね。


だから

そういった時間を

増やそう!!


・・・

・・・


でも


それだけじゃダメです。


努力の時間を増やしても集中力は

アップしません。

ここからがスタート


今回の伏見プライドの

大切な部分です。

↓↓






☆早く終わらせる方法を考える☆

という事が集中力がアップするコツです。

大事なのでもう1回書いておきます。

☆早く終わらせる方法を考える☆

めっちゃ大事です。


工夫の前に早く動けばいい。

なんなら、2倍速で動けばいい。

歩いて行ってたらジョッグで
ジョッグでいってたら、もう少し早く

とにかく

早く終わらせようと考えてみよう!

早く終わらせる方法が見つかったら

どうなる?

ズバリ



早く終わる  笑




そしたら

空いた時間に

もっと多くの事が出来る。

そうなるとどうなる??

早く終わらせたいクセがつく

だらだらすんのがもったいないな

そう思えるようになる。

早く終わらせたいクセがついてきたら

「また一からやればいいやん」が少なくなるし
「別の事考えながらやってると頭に入ってこないな」

って思う。。

いつのまにか

効率や工夫を考えるようになる。

それが集中力アップへの大事な一歩です。



高校時代、恩師山口先生に僕はそんな風に教わりました。




「課題克服、目標達成の時間が早くなる」

「早くなるから、より多くの事が出来るようになる」

その事を知った時

「ダラダラと時間をかける事の反対が集中なんや」

という事が少しわかってくる。

練習中のダラダラしてる時に

「集中しようやー!」

その一つの練習を
集中してやるためには

練習内容を早く終わらせる事を
まず考えてみる。

そしたら

3回やったパス練習が

前回よりも3分短くなるかも知れない

そうしようと思ったら
おしゃべりしてたらあかんし
終わったらすぐに次の準備

どんどんやってく。

まずはそこから始めましょう!



早く終わらせる事を考えるようになってきたら

君の集中力は自動的にアップします。



間違っちゃいけない。

全力でやる事が集中力じゃない。

熱い気持ちも集中力じゃない



それは「熱中」「夢中」という言葉です。


世の中の偉い人や成功している人がこれを見て

「いや違うよー」というかも知れない。

早くしたら丁寧さがなくなるよー。

集中は早いとは関係ないよー。

と言われそうです。

確かに

じーっくり考えて

んー・・・ん!

これも集中です。



でも、最初に覚えたい

集中力アップのコツは

今、前にある課題を

最短、そして最良の方法で進めて行く。

そんな感じなのかなと思っていて

伏見クラブではそう伝えています。


そして


伏見クラブで伝える時間の管理


その本質は

「その事をやる前に計画している」

という事です。

という事は

「前もってその事について考えている」

という事です。

目の前に宿題があって「今から出来るまでやる!」

行き当たりばったりでは無くて、

「俺、優勝したいから今からとにかく走ってくる!」

とかでも無くて、


「明日も晩御飯食べた後に宿題を30分やる事になっています」


という事です。

「今週は月木金、朝学校行く前に3km走る予定です」

という事です。


事前の準備が出来ているから、


取り組む姿勢に変化が出てくる。

そしてそれを「工夫して早くやろうと考えてみる」

そこで起きる回数の変化や測定、意識の変化。

それがどんな変化か

まだの人はぜひ体験してみてください。


「集中力は時間の管理」。


忘れたくない言葉です。

テンションが上がるとか、好きとか嫌いとかじゃないんです。


やるべき事、

やらなきゃいけない事、

やりたい事を


時間で管理してさっさと行う。


それが集中力を高めるコツです。



実は

この事になれてくると

ラグビーの試合でとても役に立ちます。

早く終わらせる事も当たり前になってくると
「という事はどういう事を前もって考えておけばいい?」
というような感じで
より深く事前に考える習慣もついてきます。

つまり

今まで書いた長い文章を一個ずつ積み上げて
行動に移すとどうなるか。

前もって考えた事を
実践する日々に変わってくるのです


高校時代こんな事を教わりました。

山口先生

「なぁ坪井、お前のチームは
強い相手に最短で何秒あればトライが取れる?」

坪井「んー計った事ないです」

「トライとるやろ?キック蹴って次の
キックオフまで何分あるか知ってるか?」

坪井「んー計った事ないです」

山口先生
「なぁ坪井、それがわかったらな
後半何点差まで開けられても追いつく事が
出来るかが、予想がつくやろ。そう思わんか?
何分で何点差ならひっくり返せるとわかるんや
だから、強い相手との試合の時は
残り時間を頭に入れて試合する事が大切や
集中力は時間を管理する事なんや」

そんなような事を教わりました。

なるほどです。

うちのチームにはとっておきの
プレーがありました。ボールが出てから
約10秒でウイングにボールが届きます。

トライ後、すぐに蹴って次のキックオフを待てば
2分後には試合再開です。

2分10~30秒くらいで7点。

その次のプレーがラストワンプレーだとして
そこで大逆転するなら
残り時間3分で13点差は跳ね返す事は可能だ。

もし敵がスゴイ強くても
その戦い方で勝つ方法もある。

残り3分、13点差。


焦りはない。

とっておきのプレーは隠して来た
相手の弱点を突くのは今だ。

これって、集中してますよね?
これって、夢中で頑張って逆転してないですよね?

もちろん、強い気持ちや闘争心はある中で、

負けていたとしても
勝利に向かって計算していく

まさに

集中力は時間の管理
全ては準備。

未熟な高校生だった僕に

山口先生は素晴らしい事を
教えてくださりました。

「集中力は時間の管理」


今でも大大
大好きな言葉です

帰ったら美味しいご飯が待ってる!
だから今からの練習集中しようぜ!

中学生!