主な活動場所
石田仮設グランド・小栗栖宮山小グランド・京都工学院高校グランド

 第20号伏見ラグビー守備の原則②「内側からセット」

2023-11-14


「ラインのセッティングには順番がある」


原則①のワンラインが出来るようになったとします。



その時に大事な事が、このワンラインをどの順番で並ぶか。



これ、大事です。



「1、内側から」
「2、ブレイクダウンの狭い方(遠い方)(向こう側)から」

この2つをまず頭に入れて欲しい。



そして、3,目の前の相手に対して

ちょっと外側。



ラグビーはセットプレーと呼ばれる

「スクラム」や「ラインアウト」「キックオフ」

と呼ばれる状態からスタートし、

最初のタックルが起きた時から

「ラック」「モール」という

「ブレイクダウン」とよばれる形が作られます。



そしてそこから「スクラムハーフ」がボールを出して

次の攻撃へとつながっていきます。



この時の攻撃の回数の事を「フェイズ」と呼ぶんです。



フェイズを重ねていく中で



ラグビーはボールをパスで後ろに下げながら、

走りこんでボールを前へ前へと運んで行きます。



フェイズを重ねる中でディフェンス側にとって一番危険な場所

ブレイクダウンの一番近い1メートルのエリア。

ここはパスも短くていいし、トライまで一番近いし、

そこを抜かれると一気に防御ラインは崩せる。



攻撃側に立った時、スクラムハーフが

しゅっとブレイクダウンから防御ラインの裏に抜ける事は

何よりもトライへの近道となる。



守る側は何よりもそれを阻止したい。

だから、第1のルール。



内側(ブレイクダウンのすぐ横)に立つ事が1番なんです。



攻撃側の視点から話をしましょう。



攻撃する時の考え方の一つに

7対6よりも3対2
3対2よりも2対1

を作り出したいって考えるんだ。



それはパスの数が少なくて済むし、

ゲインラインを越えて行く時間が短くて済むからだ。



という事は攻撃側はいつも狭い方、

つまりショートサイド(ブラインドサイド)

をいつも狙っている事を

忘れないでおきましょーん。



だからショートサイド(ブラインドサイド)から
先にセットをしていく必要があります。



狭い方と言っても広さはいつも違うけど

ブラインド(ショートサイド)から

ワンラインのセットをする事が重要です。

広さによって何人立つといいのかは経験と共に覚えて行こう。



ブレイクダウンが発生して、その周りの内訳は

「ブレイクダウンで頑張る人3名」

「ショートサイドに立つ1名」

「オープン側の1名」

今回、長くなったけど、

防御側の

「内側から出る」

の一言にはこれだけの準備がいるし、

相手の攻撃中には常にこれを続ける必要があるんだ。



はぁ、ディフェンスってしんどいねー。

という事は・・・

攻撃の時、そこを攻めろー!中学SAY!