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石田仮設グランド・小栗栖宮山小グランド・京都工学院高校グランド

 第19号伏見ラグビー守備の原則①「ワンライン」

2023-11-15


「なんちゅーてもワンライン。」



相手ボールの時、

オフサイドラインから出る時に

一列になる必要があります。

フルバックも?

とか

カバーディフェンスは?

とか

屁理屈はいったん置いておいてください。


この一列が出来ていない時というのは



「一人だけ飛び出している」か

「一人だけへこんでいるか」の



どちらかになるんやけど、

そのデコボコになった状態を「ギャップ」と呼びます。


ギャップが出来ると

ボールを持っている選手はそこに走りこむと、

攻撃側がとても有利になります。


どうしてか?

そこでクイズです。

ABCの点が3つあって、

AとCだけが同じ方向に向かって

動きだし

Bだけが動かなかった時

AB、BCの距離はどうなる?

ア、短くなる イ、同じ ウ、長くなる


ファイナルアンサー?


答えはウの長くなるでした。


ディフェンス側がギャップを作り

オフェンス側がそこを攻めると

有利な理由

それは

「スペースが広くなって攻めやすくなるから」

です。



そして、いったん相手がそのギャップに

走り込んで攻めだすと

防御ラインは崩れてしまい、

後ろへ後退する事となり

どんどん連続して後ろへ後退してしまう。



この状態の時、

攻撃側はよりスピードがつきやすくなり、

防御側は下がってから前に出る事になるので、

下がる距離も長くなる。

しかも下がって、スピードを0にしてから

また加速して前に出ないとダメになるから

その分だけ前に出るのが難しくなる。

防御の鉄則の最初。

防御はラインです。


「ワンラインは1人じゃないって」

防御がラインという事って、

実はデイフェンスって1対1のように見えるけど、

ラグビーって

1対2

1対3

ボールを持っている人に対して

複数の形を作りながら守る競技なんです。

防御ラインに並んだ時、横にいる仲間と一緒になって

同じ早さで出ていく事が、

良いディフェンス、良い防御の第1歩となる事を

絶対に忘れちゃいけない。

しんどいからこれサボる選手います。

自分だけ出来るから一人だけ飛び出す選手います。

そこに立たなくていいようにサボる選手います。

すぐに並べ、そして一緒に同じ速さで出ろ!

ボール取り返してこい中学生!