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石田仮設グランド・小栗栖宮山小グランド・京都工学院高校グランド

 第15号「伏見ラグビー攻撃の原則①」

2023-11-19


「展開の速さを追い求める」

  

技術について、あまり語ってないよね伏見ラグビー。



少し戦術面に踏み込んでみましょう。



ラグビーの目的は「トライを取って得点してスコアで上回る事」。



それはディフェンスでも同じことで、

ディフェンスの目的は守る事じゃありません。



「ボールを奪い返してトライを取って得点する事」です。



さて。



トライをとるためには、いろんな戦い方があります。

伏見ラグビーが原則としているのは力よりも「技」な戦略です。

相手よりも身体が小さい事を前提に

「速い展開」でトライを目指します。



「相手が準備する前にボールを空いてるスペースへ運ぶ」



人間が1秒間に走れる距離は約5メートル

ウサインボルトが1秒間に走れる距離は約10メートル

チーターが1秒間に約18メートル



ブレイクダウンから「1秒」ボールを出す事が遅れた時には敵は

5メートル近く動いて守りのために必要なスペースを埋めていく。



だから、相手がディフェンスの準備をするより少しでも早く

ボールを出してぶつからずにパスとランで前に行く。



「展開ラグビー」と呼ばれる戦法・戦術です。



そのルーツは1960年代にまでさかのぼります。



伏見工業高校ラグビー部の監督だった

山口良治先生が現役選手時代の話。

山口先生は昭和40年代の日本代表のFW。



世界と戦うために小さな日本人がどうすれば勝てるか。

当時は今と違って、代表選手はみんな日本生まれの

日本育ちの生粋の小さな日本人。

でもオールブラックスジュニアに勝ったり

イングランド代表と6-3という試合をしたり

とっても強かった。


どうやったら、大きな外国人選手に勝てるか考えに考えた戦い方。

それが

「接近・連続・展開」

という思想だったそうです。

くわしくは、これを買って読んでみて。



中学生には難しかもしれないけど

いい本です。



伏見クラブも同じ戦い方を絶賛追い求め中です。



相手の準備よりも早くボールを動かして

足の速いウイングにボールを渡す。

だからみんなも

ボールを持ったら早い球出しを常に意識しよう!



ボールをウイングまで

急いで運べ中学生!