第12号「上手なパス」
2023-11-22
パスは難しい。
練習ではうまくいくけど
でも
試合になったら上手にできないもんです。
ハンズアップして、
アーリーキャッチ、
加速しながらボールを受けて、
まっすぐ走る。
そして、味方にパスを放る。
頭ではわかってる。
テクニックも磨いた。
練習では上手く投げれる
でも
試合の時
うまく行かない事が多い。
それがパス。
うちのチームではこう考えてます。
パスで最も気を付けなきゃいけない事は
「ボールを放すタイミング」
やと。
パスは
ボールを受ける次の選手が
一番受けやすいタイミングで
その選手にとって
最大限にプレーが活きるタイミングで。
ラグビーは
ボールを持っている攻撃側に得点のチャンスがある。
そして、「パスの無いトライなんて存在しない」
ボールをもって一人でゴールまで行けたらそれでいいけど、
それはなかなか難しい事。
つまり
得点をするまでに
必ず
継続したパスがある。
だから、味方に
「いつ、どこへ、どのタイミングで」
ボールを運ぶか
ラグビーにおいて
最も重要なキーポイントのひとつになります。
今のみんなに
仲間への活きたパスは少ない。
相手が活きる事を考えていない
「わがままっこちゃん」パスです。
その原因は一体なんでしょうか?
原因はテクニックの問題じゃありません。
どうやってトライにつながるか
どやって次の仲間を活かすか
チームのために
仲間のために
プレーする気持ちを
「さらに」
強く持つ事
もしくは
「優先して考える事」
それが出来てない。
わがままっこちゃんな理由です。
伏見クラブでラグビーを始めて
最初は
「好きにやれ」
「どんどん自由に走れ」
って始めて
ボールを持って走る事から始まったラグビー。
だんだんレベルが上がっていく。
みんなはどんどん上手くなる。
その途中にある「パス」というプレー。
今回書いた事を忘れないでください。
良いパスは自分の上手なプレーだけじゃ
「足りない」
技術を上げるのはもちろんの事。
パスした時の自分の顔を
鏡でチェックする事も大事。
パスした時の自分の姿を
鏡でチェックする事も大事。
でも
一番大事な事は
そんな自分の美しいパスよりも
次に受ける仲間が最も嬉しい、
受け手が
「ありがとさーーん!最高ーーぅ!」
って
受取やすいボールを送る事が良いパスです。
「頼んだぞー」的なパスな。
「お前が一番欲しい場所はここかー」みたいに。
そのパスは
仲間を思う優しい気持ちや
思いやりから生まれるんちゃうかな
ダウンボールもパスと同じ。
次に拾ってパスするスクラムハーフが
一番さばきやすい嬉しい所に置けるか。
それは君の技術+優しさやな。
CMで「バファリンの半分は優しさで出来てる」
ゆーてますが
ある意味
パスもダウンボールも
バファリンみたいなもんですね。