第9号「当たり前を積み重ねると 特別になる」

「努力するという事」



努力するという事に「楽な努力」はありません。

しんどくて、つらくて、すぐやめたくなる事ばっかりなものです。



でも考えてみて



自分以外の誰かが、



らくーーに



簡単に



さらっと



価値あるものや


欲しいものを手に入れる事が出来たと思う？



思わへんよな？


そう


努力って、自分だけ特別しんどい事では無いんです。



今みんなが取り組もうとしている


しんどい練習やハードなトレーニングは、



「勝ちたい」と願ったり

「こうなりたい」と願う



世界中のみんなが通る道。



だからつらい事、いやな事、しんどい事をやってる時に



あきらめそうになったら、



「俺だけちゃう。ここ乗り越えて俺は強くなる。」



そして、こう思おう。



「俺はあきらめない。今頑張る事が大切なんだ。」



１回きりの人生、前に向かって突き進み続けるんだ。



楽したい、サボりたい自分に負けちゃだめだ。



進んで自らしんどい事をやれる人間になろう。



ラグビーというスポーツを選んだ以上、上達への近道なんてない。



努力する時間をどれだけ長く過ごせるかに尽きる。





楽（らく）したくなっても負けないで今すぐ前を向いて進むんだ。

楽（らく）と楽(たの)しいは全然ちがう。楽（らく）しちゃだめだ。



「上手くなりたいなら努力する事」


基礎を叩き込め！

とよく言われる。

世界のトップアスリートも基礎練習は欠かさない。

基礎練習って、シンプルで面白くなくて、当たり前の事ばかり。



でも、わかって欲しい。

「当たり前を積み重ねると特別になる」

当たり前を積み重ねる事こそが実はとっても大切な事。

難しいプレーも、すごいかっこいいプレーも全部、基礎練習の上になりたってる。



伏見クラブが試合を多くやっているのには理由があって、

試合経験を積む事で見えてくる事がある。

次の試合ではこうしたいな

次はこんな事が出来るようになりたいな。って。



それをどうすれば出来るかな？って突き詰めていくと



「基礎練習の大切さを知る」



という事になるんだ。



自ら進んで基礎反復練習を繰り返していこう。



そして、それは家でもおんなじだ。



「おはよう」

「ありがとう」

とか


「お片付け」

「脱いだ服をたたむ」

とか。



基本中の基本やん。



そんな事の積み重ねを続けると



「特別」になっていく。





当たり前を積み重ねる事は簡単なようで難しい。

当たり前を積み重ねて、その当たり前のレベルを上げよう。

さっき書いた「しんどい時に乗り越えるのも」

慣れたら当たり前になる。

10回のしんどい練習で

「10回あきらめてた僕」が、

「10回当たり前にできた」時


10回あきらめてる横にいる部員から見たら

「スゴイ奴」

になっている。


例えば1年生の時、ランパス5本でしんどかった。

例えば3年生になった時、ランパス20本が平気になる。

例えば1年生の時、トイレ掃除は「嫌やなー」と思ってた。

例えば3年生になった時、トイレ掃除は「平気やで」と思えてる。



いいかな？



大事な事なのでもう一回。



「当たり前を積み重ねると特別になる」

特別になりたければ

スゴイ練習メニューなんていらない

日々の当たり前を積み重ね続けるのみだ。

頑張れ！中学生！