綾瀬市防災講演会_令和6年度

2025-01-26
【能登半島地震から学ぶ防災対策】
 令和7年1月26日(日)に綾瀬市オーエンス文化会館にて令和6年度綾瀬市防災講演会が開催されました。橘川市長と自治会長連絡協議会太田会長の挨拶の後、綾瀬市防災アドバイザーの国崎信江様がお話をされました。

 国崎先生は10年以上綾瀬市の防災アドバイザーをされており、今回の能登半島地震でも翌日1月2日には現地へ赴かれたそうです。被災地で何をされていたか、また被災地の方の状況等を話されました。今までの多くの災害での状況から「自分の命は自分で守る!」という防災意識の改革が重要との事でした。津波や関連地震の恐れがある間は警察や消防など公的な機関の動きが出来ない場合があるそうです。「行政依存では命は守れない。自助が大事!」と話されていたのが印象的でした。
それでは私たちはこれから何をしたら良いか?
① 家の耐震化
・自分の家は大丈夫かを確認しよう。→無料の地盤診断アプリなどがあるそうです。
・家を建て直すなら4000万円位かかる?家の耐震化工事は150万円位?これを皆さんはどう考えますか。
・災害の保険や貯蓄も大事。
② 家具の固定
・けがをしないように対策をたてる。冷蔵庫も固定しているか?食器棚やシステムキッチンの扉は開かないか?台所は割れると危険なものがいっぱいです。
・キャスター付きの家具の対策
③ 備蓄品の整備
・被災生活を健康に過ごすために日ごろから備えよう。

 国崎先生は日頃からの対策方法も交えながら色々な内容をご説明下さいました。災害のお話を聞くと怖くなってしまいますが、「それぞれの家庭で前向きな対策を少しずつやっていきましょう。」というエールも送られています。防災のお話は1度聞いたら大丈夫というものではないと思います。皆さんも防災への意識や自分のしている対策の確認の場として今後ある研修等の機会を活用し、防災の備えにつなげていきませんか。