お楽しみ昼食会_小園地区社会福祉協議会

2024-10-23
【地域の皆さんの温かさが嬉しい】

 10月23日(水)本郷老人福祉センターで小園地区社会福祉協議会(小園地区社協)主催の「お楽しみ昼食会」が開催されました。小園地区在住の80歳以上の皆さんをお誘いしましたところ58名の方が参加され、アコーディオン演奏や民謡、カラオケを堪能され、楽しいひとときを過ごしていただきました。

 田代会長のあいさつから始まり、浅利小園自治会会長からの祝辞の披露、鈴木綾瀬市社会福祉協議会会長のあいさつのあと、参加者代表の半沢喜重郎さんの乾杯で会食がスタートしました。テーブルには小園食生活改善推進協議会(小園食改)の皆さんの心のこもった手作りの豚汁、城址まんじゅう、お新香、紅白寒天などの料理とお弁当が皆さんを歓迎しておりました。

 田代会長は小園地区社協への協力に対して謝意を表した上で、近年起こっている地震や風水害などへの対応策のひとつとして、避難行動要支援者に対して定期的に災害時あんしん袋在中のペットボトルまたはラムネの交換を3ヶ月ごとに行いに安否確認を行っております。困りごとなどがありましたら訪問時にご相談して下さい。とあいさつしました。

 浅利小園自治会長は所用のため欠席されましたが、メッセージで祝辞が寄せられました。
〈祝辞要旨〉
 80歳を超えて益々ご健勝にて参加された皆さんにお喜びを申し上げるとともに昼食会を企画・実施していただいた地区社協の皆さんに感謝いたします。私も3年後には仲間として末席に同席させていただきます。これからもお元気でお健やかに過ごされますことを祈念しております。

 鈴木市社協会長からは綾瀬市地区社協の現状報告とお祝いのあいさつがありました。
〈祝辞要旨〉
 市社協への協力に対して謝意を表した上で、田代会長はじめスタッフの皆さんの尽力により、本日の昼食会を開催されましたことに感謝いたします。他の地区でもこのような会を検討されておりますがコロナ禍後は実現できないのが現状です。この会ができるのは地域皆さんの理解があるからと存じます。もっと住み良いまちにするため、若い人たちに地域への参画を呼びかけるとともに、地区社協や自治会をはじめ地域で活動されている団体等を盛り上げて下さい。
 綾瀬市には百歳以上が40人おりますが37人が女性、男性は3人です。女性の長生きの秘訣は「よく食べて、よく喋って、おしゃれを忘れない」と言われております。元気で楽しい毎日を過ごすために皆でやりましょう。
 今後も、相互に協力して、障がいのある方も、高齢の方も、若者も、子ども達も安心して暮らせる〝まち〟をみんなでつくりましょう。

 第2部は、アコーディオン演奏と潮貴会の皆さんの民謡、のど自慢の面々によるカラオケで会場は盛り上がりました。

 最初に、橋本邦子様(寺尾南在住)のアコーディオン演奏です。16年前に趣味で始め地域の施設などを慰問しており、皆さんから「素晴らしい。楽しかった。」などの声に喜びを感じ、今も声が掛るとアコーディオンを背負って出かけているとのことです。
 演奏は青い山脈やリンゴの歌など11曲を披露してくれました。演奏に当たっては手作りのパネル掲示用の歌詞カードが準備されており、生演奏に合わせて大きな声が会場に響きわたっておりました。
参加者は「気兼ねなく大声で歌えたのが良かった。昔を思い出した。」など笑顔で語ってくれました。

 次に、潮貴会の皆さんが太鼓、三味線、笛の演奏にあわせて、日頃鍛えた喉を披露してくれました。会場に響き渡る美声や太鼓、三味線は参加者のお腹にドスンと響いたようです。
 演奏は〝花笠音頭〟から始まり、潮貴会オリジナルの「津軽組曲」の演奏では三味線の音色が会場を魅了しておりました。〝津軽音頭〟〝北海盆唄〟など10曲が披露されました。
 「腹から出す声に感激して涙がほろり。」などの感極まった御仁も。
 稽古は土曜日(月2回)の綾北福祉会館で太鼓と民謡を楽しくレッスンしており、参加は自由ですので気軽に遊びに来て下さいとのことです。

 小園食改の皆さんの手作り料理は、参加された皆さんが大満足で、具沢山の豚汁はお替わりの声が掛るなど、大好評でした。手作り紅白寒天、白菜の漬物も完食されておりました。昨年までは「紅白まんじゅう」でしたが郷土の伝承料理である「城址まんじゅう」を賞味したいとの声に応えて地元の材料で料理したとのこと。鈴木市社協の会長も「素朴で甘さ控えめで美味しい」と笑顔で賞味されておりました。

 参加者からは「何度か参加しているがまた感激でした。料理も出し物も最高でした。特に豚汁がうまかった。今日は久しぶりに笑顔になれたよ。車イス生活ですが皆さんの助けによって参加出来たのがうれしい。昨年から小園の住人になりましたが暖かさを感じました。友だちもできました。」などの声が聞こえてきました。
準備してくださっていたスタッフからは「近所の繋がりが大切です。たくさんの方にこういった場に来ていただき、いろいろな方と地域の輪を広げて欲しいです。」との声も。

 この催しには、小園食改と民生児童委員、小園地区社協の役員30名ほどが関わり、特に小園食改の皆さんは前々日から準備を始め、当日は早朝から活動してくれました。小園食改の皆さんのご尽力には〝感謝〟のひと言です。