小園地区防犯関係者情報交換会

2024-06-19
【高齢者を狙う電話に注意!】
 6月19日(水)午後7時から、小園自治会館ホールにて自治会防犯防災部・小園各地区の自主防犯パトロール隊の隊長が集まり、「小園地区防犯関係者情報交換会」が開催されました。

 情報交換会では、大和警察署 生活安全第一課 防犯少年係の海老澤善幸様に、綾瀬地区で頻発している高齢者が狙われる犯罪(①と②)についてその手口や防止対策の話を、ほか犯罪をリアルタイムで知らせる防災無線の話(③)、自主パトロール活動の重要性の話(④)をしていただきました。


 まず、最近の電話での詐欺について、2つの例を挙げました。
① 自動音声で、「NTTの未払いがあります。2時間後が期限なので電話が使えなくなります。番号1を押すとオペレーションに繋がりますので押して手続きをしてください」の電話があったら詐欺です。
 ⇒要注意!1番を押すと、犯人に繋がってしまいます。絶対に押さないでください。

② 公的な機関(警察や市役所等)の職員を名乗って、「医療費の過払い分を返還しますが、手続きの期限が今日までですので、すぐにATMへ行って手続きをしてください。ATMに着いたら、連絡してください」の電話があったら詐欺です。
 ⇒要注意!還付金額が28000円など手ごろな金額を提示してくるので話を聞いてしまい騙されるケースが多く、リタイア世代が引っかかりやすいので気を付けてください。
 
(電話詐欺の手口と対策)
 犯人は、様々な名簿を入手して、片っ端から電話をかけています。我が家はお金がないから大丈夫だとは思わないでください。(名簿に資産は記載されていませんよ)
 また、必ず、犯人は固定電話に非通知でかけてきます。公的な職員が直接還付金の連絡をすることはありません。詐欺です。
 詐欺防止対策としては、固定電話機に後付けできる「通話自動録音機」の購入をお勧めします。録音されていることがわかると、犯人は録音機の付いている電話はやめます。(綾瀬市では、70歳以上で、条件を満たせば、録音機の購入金額の半分、5000円を限度に補助金が出ます)

 次に、防災無線連絡と自主防犯パトロールの話がありました。
③ 防災無線は、リアルタイム!
 防災無線は、災害時等に正確な情報伝達を行うためのシステムです。綾瀬市に整備されている防災無線では、最近、毎日のように、特殊詐欺被害防止のための注意喚起の放送が流れています。オレオレ詐欺や還付金詐欺は、日々手口を変えて巧妙化しています。アポ電がかかってきたら、すぐに、警察110番に電話してください。警察では、詐欺発生状況をリアルタイムで、市に伝えますので、防災無線の放送で特定された地区では、「今、このあたりが狙われているんだ」という意識を持って、ご近所は大丈夫かなと思って気にかけてください。犯罪を防ぐには、地域の連携も大切になります。

④ 自主防犯パトロール隊員の眼はカメラだ!
 犯罪は、「人・物・状況」が揃うと起こると言われています。綾瀬市では、防犯カメラの設置が少ないので、パトロール隊員の方々の眼がカメラの役割をしてくれます。パトロール中に、いつもと違う景色(車や見知らぬ人たち)を見たら、こんにちはと声をかけてください。あいさつをするだけで、見ているよ!のアピールになります。
いつも誰かが見ている状況は、犯罪防止に繋がります。

最後に、日ごろ、気を付けてほしいことを挙げてくれました。
*自転車のカギは、付けっぱなしにしないこと。(自宅でもダメ)
*瓦が落ちそうですよと指摘されても、屋根に上がらせないでください。上がったら、瓦等をわざと壊して、修理費を請求されます。
*外出時に、網戸の位置を、窓と窓の中間にくるようにしておくと、窓が開けにくくなるので侵入を防げます。
*修理などで足場を組んでいるお宅は、空き巣にとってありがたい状態ですので、十分に気を付けてください。

海老澤様からのお話の後で、各地区の自主防犯パトロール隊の皆さんの現状報告がありました。どの地区でも、最大の懸案事項(問題)は、パトロールメンバーの高齢化でした。これは小園全体の問題です。今後は、共通問題として、新メンバー募集に向けての取り組みをすることになりました。