青空講座「髙橋ガーデン」 ❝青空の下で楽しいひと時❞

2024-03-04
令和6年3月4日(月)
 目久尻川小園橋南側遊歩道の脇の畑にて、青空講座「髙橋ガーデン」が開催されました。青空講座「髙橋ガーデン」(綾瀬市地域ふれあいサロン事業)は、高齢者の閉じこもり・要介護者の進行を防止することを目的に、参加者同士の出会いの機会をつくり、気軽に交流が出来る場を目指すため、歴史、食生活改善・栄養のお話をしています。
とても良い天気で、温かい陽が心地よいこの日は、通りすがりに声を掛けられ飛び入りした方も含めて7名の方が参加されました。
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 可愛い切り株に、配られた座布団を置いて座り、まずは、髙橋元さんによる「"紙芝居"歴史等のお話」です。今回は「綾瀬」という名の由来のお話がありました。綾瀬村(現在、綾瀬市)は、明治22年(1889年)小園村、寺尾村、早川村など八つの村が合併して誕生しました。八つの村に「綾瀬」という村はないのに、なぜ「綾瀬」という名前が付けられたのか、公文書には残ってないそうですが、地形説、産業説、河川説の三つの説があるそうです。そのお話の中で、同じ年に埼玉県でも「綾瀬村」が誕生したことや、綾瀬の遺跡や地形からみえてくる昔の人々の暮らしの様子など、思わず聞き入ってしまう興味深いお話を聞くことができました。
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 次に、管理栄養士の比留川正子さんによる、食生活改善・栄養のお話「コレステロールについて考えよう」です。お話の前にまずはレクリエーション。可愛い鈴がついたお手玉が一つずつ配られ、歌に合わせて色々なお手玉あそびをし、皆さん自然と笑顔になり楽しんでいました。本題のお話では、食事や栄養についてのクイズが出され、そのお話の中で、たんぱく質の摂り方のアドバイスや、栄養は色々な食品食材からバランス良く摂ることが大切であることなど、他にも様々なことを教えていただきました。
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 講師の髙橋元さんは、「引きこもりがちな高齢の方に外に出てもらい、ふれあいの場を作ろうという目的で、講座を29回(延べ参加者数314名)行ってきました。12月に青空講座終了の話をしたところ、多くの方から事業継続の希望があったため、これからは1か月に1回ではなく2か月に1回という新しい形で、盛り上げていきたい。」と話してくださいました。また、管理栄養士の比留川さんの講話は今回で最後とのことですが「お話をするだけではなく、楽しく参加してもらえるように毎回レクリエーションなどをしてその場を和ませることも大事にしていました。」と仰っていました。
 
 今回、取材として参加させていただきましたが、気持ちの良い青空の下でお話を聞いたり、その中で他の参加者の方とお話もしたりと、とても楽しいひと時でした。来年度からは、登録会員(参加者)と事務局と話し合って事業内容を決めていくそうです。
皆さん、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先 事務局長 笠間芳之 090-3549-2099