詩篇104
2025-04-18

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「わがたましいよ、主をほめよ。わが神、主よ、あなたはいとも大いにして/誉と威厳とを着、光を衣のようにまとい、天を幕のように張り、水の上におのが高殿のうつばりをおき、雲をおのれのいくさ車とし、風の翼に乗りあるき、風をおのれの使者とし、火と炎をおのれのしもべとされる。」(1~4節)
詩篇作者は神を褒め称える理由を、大いなる方で誉と威厳があり、光をまとい、天を幕のように張り、高殿を造り、自然の力を自由に使うことができるとしています。
「あなたはその高殿からもろもろの山に水を注がれる。地はあなたのみわざの実をもって満たされる。あなたは家畜のために草をはえさせ、また人のためにその栽培する植物を与えて、地から食物を出させられる。すなわち人の心を喜ばすぶどう酒、その顔をつややかにする油、人の心を強くするパンなどである。」(13~15節)
雨が降り地は植物が生え家畜は草を食べ人は食物を得ます。葡萄酒は人を喜ばせ、油は顔をつややかにし、パンは人を元気にします。
「あなたは月を造って季節を定められた。日はその入る時を知っている。あなたは暗やみを造って夜とされた。その時、林の獣は皆忍び出る。~若きししはほえてえさを求め、神に食物を求める。日が出ると退いて、その穴に寝る。人は出てわざにつき、その勤労は夕べに及ぶ。」(19~23節)
月や太陽の運行は神が創造しました。それによって獣は夜活動し、人は日中に働きます。
「主よ、あなたのみわざはいかに多いことであろう。あなたはこれらをみな知恵をもって造られた。地はあなたの造られたもので満ちている。」(24節)
神の御業は本当に多岐に渡ります。地上には神の知恵の創造物で満ちています。
「あなたが霊を送られると、彼らは造られる。あなたは地のおもてを新たにされる。」(30節)神の霊の力によって全ての創造物は作られました。そして新たに創ることができます。
「どうか、主の栄光がとこしえにあるように。主がそのみわざを喜ばれるように。」(31節)
詩篇作者はヤハウェ神の栄光が永遠にあって、喜びに満たされることを望みます。
「わたしは生きるかぎり、主にむかって歌い、ながらえる間はわが神をほめ歌おう。」(33節)
詩篇作者は一生、神を褒め歌うことを宣言します。
「どうか、わたしの思いが主に喜ばれるように。わたしは主によって喜ぶ。」(34節)
自分の思いが神に喜ばれることによって、自分も喜ぶと言うのです。
「どうか、罪びとが地から断ち滅ぼされ、悪しき者が、もはや、いなくなるように。わがたましいよ、主をほめよ。主をほめたたえよ。」(35節)
罪びとが地から一掃されていなくなることを望みます。神を褒めよと褒め称えよと言って歌を閉じます。すばらしい歌です。喜びが伝わりますね。