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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇103

2025-04-16

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
ダビデの歌です。
「わがたましいよ、主をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ。」(1節)ダビデは自分の魂である全ての存在をもって神の御名であるヤハウェを誉めるように言います。
「主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、あなたのいのちを墓からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、あなたの生きながらえるかぎり、良き物をもってあなたを飽き足らせられる。こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる。」(3~5節)
これはイエス・キリストが地上で行われたことです。罪を許し、病を癒し、死人を生き返らせました。慈しみと憐れみをもって人々に良い便りを伝えました。真理を知って人々は若返ったように鷲のように飛び回るように感じたことでしょう。
「主はあわれみに富み、めぐみふかく、怒ること遅く、いつくしみ豊かでいらせられる。主は常に責めることをせず、また、とこしえに怒りをいだかれない。」(8,9節)
神の御性質は憐み、恵深く、怒りを抑え、慈しみ豊かです。いつも責めるのではなく、永遠に怒ることもありません。
「東が西から遠いように、主はわれらのとがをわれらから遠ざけられる。」(12節)
東と西は正反対の方向です。そのように神自らが我々の咎を遠ざけてくれるのです。
「主はわれらの造られたさまを知り、われらのちりであることを/覚えていられるからである。」(14節)
確かに神は人を土から創られました。(創世記3:17)
「人は、そのよわいは草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。~しかし主のいつくしみは、とこしえからとこしえまで、主を恐れる者の上にあり、その義は子らの子に及び、その契約を守り、その命令を心にとめて行う者にまで及ぶ。」(15~18節)
人の一生は短いものです。それに対して神は永遠の過去から永遠の未来まで人の上にいて、神を畏れる者とその子、孫と掟を守る者を祝福します。
「主の使たちよ、そのみ言葉の声を聞いて、これを行う勇士たちよ、主をほめまつれ。そのすべての万軍よ、そのみこころを行うしもべたちよ、主をほめよ。」(20,21節)
天使にも神の御声に従い、神を誉めるように言います。天の軍勢や地上の軍勢にも命じているようです。神を誉めるように、と。
「主が造られたすべての物よ、そのまつりごとの下にあるすべての所で、主をほめよ。わがたましいよ、主をほめよ。」(22節)
宇宙の全ての創造物、つまり天使たちも神の統治下にある全ての場所で神を誉めるように言います。そしてダビデ自身も魂全体で神を褒め称えるのです。