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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 詩篇97

2025-04-07

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「主は王となられた。地は楽しみ、海に沿った多くの国々は喜べ。」(1節)
ヤハウェ神が王として、地上の国々を喜ばしてくださいます。
「雲と暗やみとはそのまわりにあり、義と正とはそのみくらの基である。」(2節)
正義は神の御座にあり、周りには雲と暗闇があるようです。
「火はそのみ前に行き、そのまわりのあだを焼きつくす。主のいなずまは世界を照し、地は見ておののく。」(3,4節)
神から火や稲妻が出ることで、敵は焼き尽くされ、人々はおののくようです。
「もろもろの山は主のみ前に、全地の主のみ前に、ろうのように溶けた。」(5節)
諸々の山は地上での権威をもった国かも知れません。地上での権威は神の前では蝋のように溶けるのでしょう。
「もろもろの天はその義をあらわし、よろずの民はその栄光を見た。」(6節)
天にもいくつかの種類があるのでしょう。大勢の人々はそれらの栄光を見るようです。
「すべて刻んだ像を拝む者、むなしい偶像をもってみずから誇る者は/はずかしめをうける。もろもろの神は主のみ前にひれ伏す。」(7節)
偶像は空しいものです。形は見えますが何の力もありません。それで偶像崇拝している者は恥ずかしめを受けるのです。諸々の神というのは真の神以外の世の中で神と言われている神のことでしょう。それらの神は偽りの神ですから、最後にはヤハウェ神の前にひれ伏しのでしょう。
「主よ、あなたは全地の上にいまして、いと高く、もろもろの神にまさって大いにあがめられます。」(9節)
至高の神は全地の上におられて、全ての神々に勝って崇拝されるべき方です。
「主は悪を憎む者を愛し、その聖徒のいのちを守り、これを悪しき者の手から助け出される。」(10節)
神は悪を憎む聖なる人の命を守られます。神から見て聖なる人は助け出されます。
「光は正しい人のために現れ、喜びは心の正しい者のためにあらわれる。」(11節)
この光は真理の光のことでしょう。真理によって正しい人が選別されるのでしょう。正しい人は心が喜びで満たされることでしょう。
「正しき人よ、主によって喜べ、その聖なるみ名に感謝せよ。」(12節)
すべては神からもたらされる真理を知ることから始まります。真理を知れば、神に感謝することでしょう。真理によって何が正しいか、何が間違っているか知ることができるからです。真理によって神から正しい人と認められれば、その人は本当に喜び、心から神に感謝することでしょう。
97篇は神への感謝に満ちています。神に感謝しつつ日々を送りたいものです。