詩篇94
2025-04-02

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「あだを報いられる神、主よ、あだを報いられる神よ、光を放ってください。」(1節)
ヤハウェ神は敵対者に報復し、輝きを増します。
「地をさばかれる者よ、立って/高ぶる者にその受くべき罰をお与えください。」(2節)
神は地を裁かれます。悪に対してしかるべき罰を与えるでしょう。
「主よ、彼らはあなたの民を打ち砕き、あなたの嗣業を苦しめます。」(5節)
イスラエル国民は、常に敵対する民族に苦しめられました。
「彼らはやもめと旅びとのいのちをうばい、みなしごを殺します。」(6節)
現在でも戦闘は続いています。テロ組織は見境なく旅行者も孤児も殺すのです。
「彼らは言います、『主は見ない、ヤコブの神は悟らない』と。」(7節)
神は見ていないし、悟ることもしないと敵対者は言います。
「耳を植えた者は聞くことをしないだろうか、目を造った者は見ることをしないだろうか。もろもろの国民を懲らす者は/罰することをしないだろうか、人を教える者は知識をもたないだろうか。」(9,10節)
神は人間を創造しました。耳も造り、目も造られました。そして国民を正しい方向へ導くために懲らしめることもします。
「主は人の思いの、むなしいことを知られる。」(11節)
人間を創造した神は、人間が愚かなことをしてしまうこともご存じです。
「主よ、あなたによって懲らされる人、あなたのおきてを教えられる人はさいわいです。」(12節)
神からの懲らしめは当座は苦しいかもしれません。でもそれは、誤った考えを正して神の掟を教えるためです。教えられた人は、神の知恵を知って幸福になるのです。
「あなたはその人を災の日からのがれさせ、悪しき者のために穴が掘られるまで/その人に平安を与えられます。」(13節)
悪人は栄えることもありますが、一時的なものです。最後に悪が葬られますが、それまで神の知恵を得た人は災いを避けて平安を与えられます。
「主はその民を捨てず、その嗣業を見捨てられないからです。さばきは正義に帰り、すべて心の正しい者はそれに従うでしょう。」(14,15節)
神は人々の生活を見捨てません。神の裁きは公正です。心正しい人は、神の裁きに従います。
94篇はとても論理的です。はじめは神に救いを希望していましたが、神が常に正しいことを行っていて、いずれ悪が滅ぶことを理解して、神からの平安に感謝します。現代でも不正や悪行を毎日見聞きしますが、神が我々を守ってくれることを確信できれば平安が得られます。