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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 詩篇93

2025-03-31

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
93篇は5節しかない短い詩です。
「主は王となり、威光の衣をまとわれます。主は衣をまとい、力をもって帯とされます。まことに、世界は堅く立って、動かされることはありません。」(1節)
ヤハウェ神は元々王でもあったのですが、威光の衣をまとわれて、その威光が強められたことを詩篇作者は言いたかったのでしょう。世界が堅く定められて動かされることがないのです。ここで言う世界は神の創られた宇宙を指しているようです。宇宙は恒星が何千億もあり、銀河を形成しています。その銀河が集まって銀河団を形成しています。恒星どうしの距離は何十光年も離れています。宇宙の大きさを人間は測れません。光の速度で膨張しているからです。かつてカトリック教会はこの聖句を引用して「地球は動かない」ので天動説を主張していました。現在、その説が間違っていたことを天文学が証明しています。
この聖句は神が創造した世界が安定していて、神の力でそのようにしたことを言っていたのです。
「あなたの位はいにしえより堅く立ち、あなたはとこしえよりいらせられます。」(2節)
神の位は人間と比べて、遠い過去から堅く立っていて、神は永遠の昔から存在します。
「主よ、大水は声をあげました。大水はその声をあげました。大水はそのとどろく声をあげます。」(3節)
何度か出てくる表現ですが、大水は軍隊を表すことがあります。諸国家はその軍隊を動かして鬨の声を上げたのでしょう。
「主は高き所にいらせられて、その勢いは多くの水のとどろきにまさり、海の大波にまさって盛んです。」(4節)
人間の軍隊と比べて、神の軍隊は大いに勝っています。天使たちの数は億単位とされています。天使一人で185000人の軍隊を一夜で滅ぼしました。(イザヤ37:36)
「あなたのあかしはいとも確かです。主よ、聖なることはとこしえまでもあなたの家にふさわしいのです。」(5節)
実際に行われた神の力の前に、人間は無力です。神の力は無限大ですから、人間が誇り高ぶるのは愚かなことです。神の家に入れることは人間にとって無上の喜びとなるはずです。神は聖なる方で、その神聖さは永遠に続きます。
ヤハウェ神がそのような方ですから、神の家が神聖なのは神のその存在のおかげなのです。
かつて、エルサレムは神の存在ゆえに繁栄しましたが、イスラエル国民が神に背いたために神はエルサレムに住まうことを止めてしまいました。そのためにエルサレムは二度も滅ぼされたのです。現在エルサレムは復興していますが、神が住まうところとしてふさわしいかどうか分かりません。むしろイエス・キリストが言ったように「あなた方が、この山でも、エルサレムでもないところで父を崇拝する時が来ようとしています。」(ルカ4:21)