詩篇21
2024-11-19
美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
これもダビデの詩とされています。
「主よ、王はあなたの力によって喜び、あなたの助けによって、いかに大きな喜びをもつことでしょう。」(1節)
ダビデ王は、神の力で助けられ、大いなる喜びを得たと述べます。
「あなたは彼の心の願いをゆるし、そのくちびるの求めをいなまれなかった。」(2節)
彼と言っているので王でもあるイエス・キリストを示しているのかもしれません。黙示録19章にイエス・キリストは「王の王」と記されています。
「あなたは大いなる恵みをもって彼を迎え、そのかしらに純金の冠をいただかせられる。」(3節)
純金は神のように尊く純粋であることを示し、王冠を頂くことで神から認められたことになります。
「彼がいのちを求めると、あなたはそれを彼にさずけ、世々限りなくそのよわいを長くされた。」(4節)
復活したイエス・キリストは不滅の命を得ました。永遠に生きるのです。
「まことに、あなたは彼をとこしえに恵まれた者とし、み前に喜びをもって楽しませられる。」(6節)
神は不滅のイエス・キリストを恵み、御前で働かれることを喜び楽しまれます。
「あなたの手はもろもろの敵を尋ね出し、あなたの右の手はあなたを憎む者を/尋ね出すであろう。」(8節)
一転して、神に敵対する者(サタン)を力のある右手で尋ねます。
「あなたが怒る時、彼らを燃える炉のようにするであろう。主はみ怒りによって彼らをのみつくされる。火は彼らを食いつくすであろう。」(9節)
最終的に神はサタンを滅ぼします。黙示録20章に「天から火が降ってきて彼らを焼き尽くした。」とあるとおりです。これは将来起きることでしょう。
「たとい彼らがあなたにむかって悪い事を企て、悪いはかりごとを思いめぐらしても、なし遂げることはできない。」(11節)
サタンはひとりですが、サタンに同調した悪霊たちがいます。そうした悪霊の働きで悪事がなされています。今現在も彼らの活動は活発です。人々を苦しめることが行われています。自分たちの滅びが近づいているので、人々を巻き添えにしようとして、巧みに人々を騙しています。いずれ彼らの悪事は暴かれて、遂行できなくなるでしょう。
「主よ、力をあらわして、みずからを高くしてください。われらはあなたの大能をうたい、かつほめたたえるでしょう。」(13節)
ですから、クリスチャンは神の御力を詩にして褒め称えましょう。