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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
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 詩篇2

2024-10-17

美しい詩を読むと心が豊かになります。本当はメロディーがあったはずです。
「なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、もろもろの民はむなしい事をたくらむのか。地のもろもろの王は立ち構え、もろもろのつかさはともに、はかり、主とその油そそがれた者とに逆らって言う、『われらは彼らのかせをこわし、彼らのきずなを解き捨てるであろう』と。」(1~3節)
この聖句は1世紀に成就しています。「あなたは、わたしたちの先祖、あなたの僕ダビデの口をとおして、聖霊によって、こう仰せになりました、/『なぜ、異邦人らは、騒ぎ立ち、/もろもろの民は、むなしいことを図り、地上の王たちは、立ちかまえ、/支配者たちは、党を組んで、/主とそのキリストとに逆らったのか』。」(使徒行伝4;25,26)
つまり、この詩は紀元前1000年頃に作られたもので、神とキリストに逆らう王や人々が出てくることを預言していたようです。
「主はわたしに言われた、『おまえはわたしの子だ。きょう、わたしはおまえを生んだ。わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を/嗣業としておまえに与え、地のはてまでもおまえの所有として与える。』」(7,8節)
この聖句も1世紀にイエス・キリストがバプテスマ(浸礼)を受けたときに成就しています。「水の中から上がられるとすぐ、天が裂けて、聖霊がはとのように自分に下って来るのを、ごらんになった。すると天から声があった、『あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である』」(マルコ1:10,11)
詩篇2篇で歌われたように、イエス・キリストが神聖な伝道の業を行うことについて神の承認があり、神に求めるものは全て与えられ、諸国を所有する権利が与えられることになっていました。後半は将来成就することでしょう。
「『おまえは鉄のつえをもって彼らを打ち破り、陶工の作る器物のように彼らを/打ち砕くであろう』と。」(9節)この言葉は黙示録2章27節に「彼は鉄のつえをもって、ちょうど土の器を砕くように、彼らを治めるであろう。」に繋がります。
「もろもろの王よ、賢くあれ、地のつかさらよ、戒めをうけよ。恐れをもって主に仕え、おののきをもってその足に口づけせよ。」(10~12節)とあらかじめ諸国の王や司たちに警告しているのです。足に口づけというのは現代では行われていませんが、イエス・キリストに敬意を払い愛情を示していることを表しています。
「すべて主に寄り頼む者はさいわいである。」(12節)とあるように、神様により頼んでいる人は幸福になります。
詩篇の2篇も幸福になる方法が示されていました。世の中の支配者たちは、こうした幸福になる方法を示さないでいます。反対に「われらは彼らのかせをこわし、彼らのきずなを解き捨てるであろう」(3節)と言って神様とイエス・キリストの掟を破り、父と子の関係を捨てるように迫ります。彼ら(世の支配者)は正しい理解をしていないようです。