主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録23

2024-10-06

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
使徒ヨハネは新しい幻を見ます。ついに新天新地が訪れます。「新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった。また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。」(21:1,2)完全に過去の天と地はなくなりました。聖なる都も、新しいエルサレムとして天から下ります。つまり天の144000人が子羊であるイエス・キリストと婚姻して新しいエルサレムになったのでしょう。その聖なる都が地に下るようです。
「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死もなく、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである」。(21:3,4)とあるように神が人と共に住むようになります。かつてエデンの園で人が罪を犯す前になるようです。そして悲しみの原因をすべてなくします。死も叫びも痛みもなくなります。
「勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐであろう。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。」(21:7)新しい天と新しい地が融合して完全に平和で安全な社会になるのです。これが初めから神が望んでいたことでした。数千年をかけて人々の進歩とサタンの悪行を見ながら、最適な時に報いをするのでしょう。
新しいエルサレムですが、「都は方形であって、その長さと幅とは同じである。彼がその測りざおで都を測ると、一万二千丁であった。長さと幅と高さとは、いずれも同じである。」(21:16)とあるので長さと幅と高さが12000丁つまり2250Kmになります。途方もない大きさの都ですが、日本列島の長さと同じ立方体のようです。
この都について「この都の中には聖所を見なかった。全能者にして主なる神と小羊とが、その聖所なのである。」(21:22)とあります。新しいエルサレムは統治機構のことでしょう。そこで天に復活した聖徒が地を支配するのでしょう。そこに聖所は必要ありません。ヤハウェ神と子羊であるイエス・キリストが聖所としているからです。
「人々は、諸国民の光栄とほまれとをそこに携えて来る。」(21:26)とあるので、1000年後でも諸国民はいるようです。沢山の国があるのかもしれません。でも、光栄と誉を携えるとあるので国同士での争いは無縁でしょう。
「しかし、汚れた者や、忌むべきこと及び偽りを行う者は、その中に決してはいれない。はいれる者は、小羊のいのちの書に名をしるされている者だけである。」(21:27)とあるので、新しいエルサレムが地上に降りてきても、はいれる人は限られているようです。子羊であるイエス・キリストの命の書に名前が書かれている人だけです。新しいエルサレムは聖なる都ですから、汚れている者や、忌むべきこと、偽りを行う者は入れません。
完全に清められた天と地は何と神々しいのでしょう。そこに住むことができるのは、イエス・キリストの犠牲の価値を認めて、神を賛美する人々だけです。