主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録22

2024-10-05

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
使徒ヨハネはさらに幻を見ます。「ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。」(20:1~3)
これもイエス・キリストがサタンを縛って底知れぬ穴に投げ込み、1000年間は無活動にするようです。死と黄泉の鍵を持っているのがイエス・キリストだからです。(1章参照)
また、「かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。そして、彼らにさばきの権が与えられていた。また、イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。」(20:4)とあります。天に復活した144000人のクリスチャンはキリストと1000年間支配します。19章にあった子羊の婚姻で、キリストと彼らは一身同体になっているのでしょう。
「(それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)これが第一の復活である。」(20:5)キリストも一度は死にました。それでも3日後に神によってよみがえり、天においては霊者として1000年王国の王として支配します。天に復活したクリスチャンも一度は死を経験したのでしょう。「この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。」(20:6)とあるように彼らは祭司としても働くようです。1000年間地上の人々に対して正しい導きをするのでしょう。
1000年後サタンは再び自由になり、人々を惑わします。地上の組織を動員するようですが、「天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。」(20:9)そして「彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。」(20:10)とありますが、火と硫黄の池は象徴的な言い回しで、完全に無になるのでしょう。日夜苦しめられるとありますが、これは試金石となるという意味のようです。サタンが滅ぼされるのは神からすれば当然のことですが、永遠に試金石とするようにという意味なのでしょう。
「大きな白い御座があり、そこにいますかたがあった。天も地も御顔の前から逃げ去って、あとかたもなくなった。~海はその中にいる死人を出し、死も黄泉もその中にいる死人を出し、そして、おのおのそのしわざに応じて、さばきを受けた。」(20:11~13)とあるので、海で死んだ人も墓に葬られた人もよみがえるようです。「死も黄泉も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。このいのちの書に名がしるされていない者はみな、火の池に投げ込まれた。」(20:14,15)これが白い御座の裁きで、最後の審判と呼ばれるものです。裁くのはイエス・キリストのようです。