主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録20

2024-10-02

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
使徒ヨハネは新しい幻を見ます。ひとりの御使は「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。~すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである」(18:2,3)と叫びます。また、天からも声があり「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。」(18:4)と聞きます。
全ての国民は偽りの宗教団体から怒りの葡萄酒を飲まされ、王は彼女と不義な関係をもち、商人たちは彼女から富を得ていました。いずれも神からすると正しくない行いです。
この裁きは一日のうちになされるようです。「さまざまの災害が、死と悲しみとききんとが、一日のうちに彼女を襲い、そして、彼女は火で焼かれてしまう。」(18:8)とあるように完全に滅ぼされます。地の王たちは「ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえに対するさばきは、一瞬にしてきた」(18:10)と言いますが、助けようとはしません。地の商人たちは「ああ、わざわいだ、大いなる都、不落の都、バビロンは、わざわいだ。おまえに対するさばきは、一瞬にしてきた」と言いますが、嘆くだけです。「ああ、わざわいだ、麻布と紫布と緋布をまとい、金や宝石や真珠で身を飾っていた大いなる都は、わざわいだ。これほどの富が、一瞬にして無に帰してしまうとは」(18:16)と泣き悲しみます。「ああ、わざわいだ、この大いなる都は、わざわいだ。そのおごりによって、海に舟を持つすべての人が富を得ていたのに、この都も一瞬にして無に帰してしまった」(18:19)と海で働く全ての人が叫びます。
このように偽りの宗教団体の滅びを悲しみ嘆くのは地の王たち、地の商人たち、海運業者たちのようです。確かにこれらの人々はそうした宗教団体のおかげで情報や権威や富を得てきたわけで、これからはそうした利益が得られなくなるのです。嘆くのも無理はありません。
しかし、「天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都について大いに喜べ。神は、あなたがたのために、この都をさばかれたのである」(18:20)とあるように、天では大いなる喜びがあります。多分、地上でも生き残っているクリスチャンは喜ぶことでしょう。
さらに、力強い御使が大きな石臼のような石を海に投げ込み「大いなる都バビロンは、このように激しく打ち倒され、そして、全く姿を消してしまう。~おまえの中では、あかりもともされず、花婿、花嫁の声も聞かれない。というのは、おまえの商人たちは地上で勢力を張る者となり、すべての国民はおまえのまじないでだまされ、また、預言者や聖徒の血、さらに、地上で殺されたすべての者の血が、この都で流されたからである」と言います。神の復讐は大いなるバビロンに対して徹底的になされるようです。