主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録19

2024-09-30

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
黙示録17章の後半です。第8の王は「すなわち第八のものであるが、またそれは、かの七人の中のひとりであって、ついには滅びに至るものである。」(17:11)とあるので、7番目の王と深い関りがあるのでしょう。これらの獣は王国を表していて、10の角がありました。
「あなたの見た十の角は、十人の王のことであって、彼らはまだ国を受けてはいないが、獣と共に、一時だけ王としての権威を受ける。」(17:12)とあるので10の角は10人の王で獣である国で権威を持つようです。
「彼らは小羊に戦いをいどんでくるが、小羊は、主の主、王の王であるから、彼らにうち勝つ。また、小羊と共にいる召された、選ばれた、忠実な者たちも、勝利を得る。」(17:14)
とあります。小羊はイエス・キリストです。主の主、王の王ですから、獣が敵うはずがありません。小羊と共にいる召された、選ばれた、忠実な者たちというのは、天に復活した聖徒でしょう。つまり1世紀のクリスチャンから始まり、終わりの日に天に復活した144000人かもしれません。当然、獣の背後にはサタンがいたはずですから、サタンも敗れたことになります。
「あなたの見た十の角と獣とは、この淫婦を憎み、みじめな者にし、裸にし、彼女の肉を食い、火で焼き尽すであろう。」(17:16)これは少し前の出来事のようです。何故なら獣はまだ力を持っているからです。以前説明があったように淫婦は大いなるバビロンと呼ばれ、人々や国々を支配していました。そして聖徒やイエスの証人の血に酔っていました。
「神は、御言が成就する時まで、彼らの心の中に、御旨を行い、思いをひとつにし、彼らの支配権を獣に与える思いを持つようにされたからである。」(17:17)10人の王がこの時にいるようですが、なぜかこの淫婦を憎みます。それは神が、大いなるバビロンを獣によってみじめにして、裸にして、肉を食って、火で焼き尽くすような思いを持つようにしたからです。神は、大いなるバビロンを直接手を下すことはしないようです。そうする価値もないとお考えなのかもしれません。神に敵対し、国々に間違った教えを伝えるような宗教団体は認められません。日本でも宗教団体に解散命令を出したことがあります。オウム真理教というサリン事件を起こした団体ですが、宗教を隠れ蓑にしてテロ行為を行っていました。
「あなたの見たかの女は、地の王たちを支配する大いなる都のことである。」(17:18)と御使は説明します。大いなるバビロンはバベルという都市の象徴でしょう。バベルの塔は言語の混乱(バベル)によって崩れました。同じように、大いなるバビロンは獣である10人の王によって財産は没収され、組織の人々は無活動にされ、火で焼かれるように何も残らないようにされるのでしょう。偽りの宗教団体の最後はみじめなものです。そのような偽りの宗教団体からは早く逃げることです。