時事ネタ11
2024-09-20
皆様、ご機嫌よろしいですか?常に機嫌よくしていましょう。愛されるからです。
我々人間は、他の動物と違うところもありますが、生物である点では同じです。生物は生きていく物質です。それぞれの生物が独自のDNAを持っています。似たような生物でもDNAが違うと交配することができません。馬とろばは似ていますが交配しても1代限りのらばが生まれるだけです。このようにDNAは厳格にその動きをしています。
さて、高度な処理ができる大脳を人間は持っています。しかし、この大脳もDNAが支配しています。すべての細胞にDNAがあり、何万種類の化合物を生成しています。脳内物質だけでもかなりの数があり、今後も新しい発見があるでしょう。
我々の感情もこの脳内物質によって左右されているのです。脳神経は神経細胞と神経細胞をつなぐのに脳内物質を使います。この脳内物質が少なくなると正常な働きができなくなります。過剰過ぎても神経同士が働きすぎてパニックを起こします。
ですから、適切な量の脳内物質があることが大切なのです。
現代人は多くの刺激的な情報にさらされています。するとアドレナリンやコルチゾールやドーパミンが生成されます。これは快楽物質でもあります。興奮すると生成されるもので、一時的に興奮するので気持ちが高揚します。しかし、この物質は持続性がないのですぐに興奮は収まります。すると人間は以前の興奮した状態を思い出して、さらに興奮するようなことをするのです。例えばスポーツや芸能やポルノや麻薬や賭け事です。
一度快楽を経験すると、もっともっとと果てしなく欲しがるものです。麻薬はその最たるものでしょう。医療麻薬は合法的なものですが、それ以外のマリファナやコカインは違法麻薬です。
反対に、愛情ホルモンといわれる脳内物質もあります。オキシトシンやセロトニンとかです。これは、他の人に親切にしたときの感謝とかで生成します。あるいは母親が赤ちゃんにお乳をあげるときにも生成します。つまり親密な人間同士の温かい関係があると生成するのです。例えばボランティアですが、純粋に何の見返りも期待せずに行ってる行為がありますが、これでセロトニンとかオキシトシンが生成するので、楽しくなるのです。このホルモンは持続性があって、以前にしたことを思い出すだけでも生成します。それで、ボランティアは楽しくなって止められなくなるようです。
脳内物質は様々ですが、どちらに支配されたいですか?麻薬のような快楽で身を滅ぼしたいですか?愛情ホルモンでやさしさの連鎖を望みますか?
皆様の選択一つで、世の中は良くも悪くもなります。機嫌よく暮らすためには、愛情ホルモンを満たしていましょう。そうすれば、他の人も貴方の真似をして愛情を注いでくれます。
「あなたがたが裁くその裁きで、自分も裁かれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。」(マタイ伝7:2)自分のはかりを大きくしましょう。