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横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録15

2024-09-20

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
使徒ヨハネは別の幻を見ます。それは「七人の御使が、最後の七つの災害を携えていた。これらの災害で神の激しい怒りがその頂点に達するのである。」(1節)とあるように神の裁きが激しく最大になるようです。「火のまじったガラスの海のようなものを見た。そして、このガラスの海のそばに、獣とその像とその名の数字とにうち勝った人々が、神の立琴を手にして立っているのを見た。」(2節)とあるので、これは大患難にうち勝って天に復活した24人の長老のようです。(黙示録11章16節、14章3節)
次に天の聖所から御使が7つの鉢を受け取ります。
「四つの生き物の一つが、世々限りなく生きておられる神の激しい怒りの満ちた七つの金の鉢を、七人の御使に渡した。」(7節)とあります。4つの生き物は黙示録の4章7節で示されていますが、多分第一の生き物の獅子でしょう。獅子は公正さを表していると思えるからです。ちなみに、覚えているか判りませんが、第二は雄牛、第三は人、第四は鷲のようです。
黙示録の5章は神の巻物の封印を開くことが書かれていました。「四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒の祈である。」(黙示録5章8節)とあるので、4つの生き物も24人の長老も立琴と香の満ちている金の鉢を持っていました。ですから本来、金の鉢は香で満たされているべきものでした。そして、この香は聖徒の祈りなのです。
しかし、今回の金の鉢には神の激しい怒りが満たされています。次々に鉢が空けられていくことで、地上に大きな災難が降り注がれます。それは黙示録の16章からはっきりと示されます。
7人の御使に7つの金の鉢を渡すと天の聖所は閉められます。「聖所は神の栄光とその力とから立ちのぼる煙で満たされ、七人の御使の七つの災害が終ってしまうまでは、だれも聖所にはいることができなかった。」(8節)とあるように聖所は神の栄光と力によって煙に隠されるようです。災害が大きいので天の聖所にまで影響が及ばないようにする必要があるのかもしれません。
黙示録15章は24人の長老が歌っている場面があります。「『全能者にして主なる神よ。あなたのみわざは、大いなる、また驚くべきものであります。万民の王よ、あなたの道は正しく、かつ真実であります。主よ、あなたをおそれず、御名をほめたたえない者が、ありましょうか。あなただけが聖なるかたであり、あらゆる国民はきて、あなたを伏し拝むでしょう。あなたの正しいさばきが、あらわれるに至ったからであります』」(3,4節)
全能者なる神を知れば知るほど、その偉大さがわかります。ヤハウェなる神だけが万民の王であり、真実であり、正しい裁きをする方なのです。
どうぞ、この神を信じて生きてゆけますように。アアメン。