主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 黙示録14

2024-09-19

「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」とあります。歴史は未来を語ります。
使徒ヨハネは別の幻を見ます。今度は天の様子のようです。「見よ、小羊がシオンの山に立っており、小羊と共に十四万四千人の者たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とが記されていた。」(1節)とありますが、シオンはエルサレムの別名です。子羊はイエス・キリストです。144000人は地から天に復活したクリスチャンです。この者には額にイエス・キリストと神の名が記されているようです。
地上では世界統一政府による人類管理を右の手か額に刻印していました。地上では強制的に行われるのでしょうが、天の144000人は自ら神と子羊に従う者です。「彼らは、女にふれたことのない者である。彼らは、純潔な者である。そして、小羊の行く所へは、どこへでもついて行く。彼らは、神と小羊とにささげられる初穂として、人間の中からあがなわれた者である。」(4節)とあるのです。彼らとあり、女にふれないとありますが、これは霊的な意味で、信仰において真の神とイエス・キリスト以外には従わない、ということでしょう。そして、ささげられる初穂とあるので、1世紀に行われていた神に捧げる穀物で最初に捧げるのと同様ということでしょう。
次にヨハネは中空を飛ぶ御使を見ます。「彼は地に住む者、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音をたずさえてきて、大声で言った、『神をおそれ、神に栄光を帰せよ。神のさばきの時がきたからである。天と地と海と水の源とを造られたかたを、伏し拝め』」。(6,7節)とありますので、御使が直接人々に福音を語るのかもしれません。ここから次々に御使が語ります。「ほかの第二の御使が、続いてきて言った、『倒れた、大いなるバビロンは倒れた。その不品行に対する激しい怒りのぶどう酒を、あらゆる国民に飲ませた者』」。そして「第三の御使が彼らに続いてきて、大声で言った、『おおよそ、獣とその像とを拝み、額や手に刻印を受ける者は、神の怒りの杯に混ぜものなしに盛られた、神の激しい怒りのぶどう酒を飲み、聖なる御使たちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。』」(9,10節)別の御使は「御使はそのかまを地に投げ入れて、地のぶどうを刈り集め、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ込んだ。そして、その酒ぶねが都の外で踏まれた。すると、血が酒ぶねから流れ出て、馬のくつわにとどくほどになり、一千六百丁にわたってひろがった。」(19,20節)
バビロンは過去にバベルの塔を立てたニムロデが支配した都市です。(創世記11章4節)このように神に反逆する都市が大いなるバビロンとして君臨するのかもしれません。でも神によって倒されるのでしょう。獣とその像を拝み、刻印を受けるものは火と硫黄で苦しめられます。さらに人類はぶどうとして描かれています。刈り取られたぶどうは葡萄酒にするために酒舟で踏まれます。その血のような液体は馬の口の近くまで届き、一千六百丁、つまり300Kmに広がります。神の怒りが爆発したようです。神に逆らうと、最終的に殺されるようです。神はご自身の正義を曲げることはできないのです。